AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
  
教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
  
地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
実務家文理横断
 ○   〇 
科目名
(英語名)
__科目名__ (__科目名(英語)__)
担当教員 加藤 嘉明
開講時期 __開講時期__
科目ナンバー __科目ナンバー__
授業コード 1194
単位 __単位__
授業概要  マスコミならぬ「マスゴミ」という呼び方が広がっていますが、皆さんはどう思われますか。かつてマスメディアは第4の権力と呼ばれるほど世論形成に大きな力を持っていましたが、その立場は大きく揺らいでいます。ソーシャルメディアの普及によって、すべての人が発信者になり、多様な情報が自由に行き交う現在、新聞やテレビなどの既成メディアはどこに向かおうとしているのでしょうか。国内外のメディアの取り組みを通じて考えます。フェイク・ニュースがあふれネット情報のゆがみが大きくなるなかで、真実を掘り起こして紹介するジャーナリズムの役割についても再考します。
到達目標 ①デジタル時代の情報流通の実態を知り、ネット情報の利点とリスクを理解する。\n②誤情報にまどわされず、正確で役に立つ情報を得るためのスキルを身につける。\n③世論をまとめる包摂者として報道の公共性、公益性を追求するメディアの役割を理解する。
スキルの育成方法  授業が一方通行にならないよう随時、質問を投げかけるなど、講師と皆さんがともに考える機会にしたいと念じています。学期中盤にはグループ討論を複数回実施し、自分が記者になったつもりで、報道現場で直面する問題への対処を考えていただきます。
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1マス・メディアの発展から成熟まで ①日本の新聞の歴史と特色予習)新聞などでテーマの概要をつかんでおく\n復習)授業資料を再読し、考えを整理する(合計2時間)
2マス・メディアの発展から成熟まで ②日本のテレビの歴史と特色同上
3インターネットと既成メディア ①ライフスタイルと情報受容の変化同上
4インターネットと既成メディア ②米国で急加速するメディア再編同上
5「誰もが発信者」の時代 ①SNSの影響力と情報拡散力同上
6「誰もが発信者」の時代 ②誤情報、偽情報、闇サイトの実態同上
7グループ討論(1回目)「私たちの情報環境は健全か」同上
8戦後ジャーナリズムの罪と罰 ①記者の取材手法—どう情報をつかむか同上
9戦後ジャーナリズムの罪と罰 ②記者の職業倫理—だれのために書くのか同上
10デジタル時代のジャーナリズム ①調査報道とファクトチェック同上
11デジタル時代のジャーナリズム ②ダイバーシティとエンゲージメント同上
12デジタル時代のジャーナリズム ③ジャーナリズムの再定義同上
13グループ討論(2回目)「ジャーナリズムは再生できるか」同上
14

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準  総合評価は期末レポートを柱に、グループ討論のプレゼン内容を加味して決定します。期末レポートの評価基準は①授業の理解度、②受講者自身の視点・提言、③文章の構成・展開——の3点で、とくに②を重視します。
前提科目
後継科目
教科書 教科書は使用しません。担当教員が独自に作成した資料を中心に、海外メディアや全国紙、地方紙の記事なども使います。いずれも教員が用意します。 \n 
参考書
その他・注意事項

・最新の情勢を取り入れるため、授業の内容や順番を変更することがあります。\n・授業中、各種メディアの利用状況やメディア企業への見方について、アンケート調査を実施することがあります。\n【実務経験及び授業の内容】\n新聞社でニュース報道に従事した経験を踏まえて、私たちの情報受容の方法がマスメディアからパーソナルメディアに変化している現状を説明します。真実を掘り起こして提示するジャーナリズムの役割についても、取材の実例を含めて紹介します。

SDGs