AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
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教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
  
地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
実務家文理横断
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科目名
(英語名)
__科目名__ (__科目名(英語)__)
担当教員 温井 亨
開講時期 __開講時期__
科目ナンバー __科目ナンバー__
授業コード 1041
単位 __単位__
授業概要 観光まちづくりの専門家になるためには一般の人にないスキルが必要です。このスキルは地域課題に取り組む前に1年生のうちに身につける必要があります。演習の前半では、風景のスケッチや平面図、鳥瞰図等のドローイングによる表現を身につけます。後半では、公益大のキャンパスとその周辺の文化とスポーツのエリアを分析し、その魅力をスケッチ、説明文、平面図を使って表現し、A1の作品(ポスター)にまとめます。分析を行うには、なぜ設計者はこのような空間を創ったのか分からないとできませんから、図書館の建築家作品集などを読んで作家の思想をレポートします。
到達目標 ドローイングが描けること。スケッチや平面図と文章からなるポスターをパソコンで作成できること。ポスターは市町村や民間企業への就職後、自分の考えるプロジェクトをプレゼンテーションする際に役立ちます。学会でのポスターセッションにも使えます。観光まちづくりには空間が必ずかかわりますが、空間を理解し提案できるのは、こうしたスキルの所持者だけです。
スキルの育成方法 スケッチは写真をなぞって(トレースして)作成しますから、絵のうまい下手は関係ありません、誰でも描けます。出来栄えは丁寧にトレースしたかどうかです。図工や美術が苦手だった人も心配いりません。前半では毎週課題を出します。それを線画(マジック)と透明水彩を使って翌週までに仕上げ、次の授業時間に発表します。後半では、自分の描いたスケッチをコンピュータに取り込み、コンピュータを使ってポスターを作成します。ソフトは、Lireoffice・Draw、Gimpを用います。
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1オリエンテーション、課題1出題
2課題1「農村風景を描く」発表・講評風景を探し、写真に撮り、スケッチに仕上げる。4-8時間(事前学習)
3課題2「説明のためのスケッチ」発表・講評街並みを写真に撮る。スケッチと説明作成。4-8時間(事前学習)
4課題3「平面図による分析」発表・講評対象を探し、分析。ドローイング作成。4-8時間(事前学習)
5課題4「鳥瞰図を描く」発表・講評google earthから対象地を選び、現地踏査。作図。4-8時間(事前学習)
6酒田市美術館、出羽遊心館、遊心の森を見て歩く。課題7「作家と作品批評」レポート出題。写真整理、2時間(事後学習)。建築・ランドスケープの作品集を読む、2時間(事後学習)。
7課題5「シークエンスを描く」発表・講評対象地を探し、写真に撮り、スケッチに仕上げる。4-8時間(事前学習)
8課題6「戸外のコミュニケーションの場を描く」発表・講評対象地を探し、人がコミュニケーションしている場所をデザインしてスケッチに仕上げる。4-8時間(事前学習)
9講義:公益大、酒田市美術館・出羽遊心館の見方 キャンパスとその周辺撮影、2時間(事後学習)。「作家と作品批評」レポート執筆、2時間(事前学習)。
10課題7「作家と作品批評」レポート発表会(講評・ディベート)「作家と作品批評」レポート作成、6-10時間(事前学習)。
11Gimp、Drawの練習(コンピュータ持参)Gimp、Drawの復習。2時間(事後学習)
12課題8「キャンパスとその周辺の魅力」場所をみつけてレイアウトするキャンパスとその周辺でテーマを探す。レイアウト。4-8時間(事前学習)
13課題8「キャンパスとその周辺の魅力」エスキス発表とアドバイススケッチ作成。スキャナーで取り込み、コンピュータで作業。5時間(事前学習)
14課題8「キャンパスとその周辺の魅力」発表会・講評コンピュータで作業、リハーサル。5-10時間。(事前学習)

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 課題1〜7、ディベート、課題8(最も重視)によって評価します。欠席は減点。
前提科目
後継科目 観光・まちづくり演習a
教科書 パレットと筆(以上は100円ショップで良い)、コンベックス(5m)、野帳を買ってもらいます。
参考書 『日本水彩画名作全集 全8巻』第一法規、ウォーカー『パースペクティブ・スケッチ集』彰国社、安野光雅『イタリアの陽ざし』朝日新聞社、『現代日本建築家全集全24巻』三一書房、『現代建築家シリーズ 全15巻』美術出版社、雑誌「住宅建築」「新建築」「A+U」、「カーサ ブルータス」、他。
その他・注意事項

まちづくり、観光の計画に携わりたいと考えている人は是非受講して下さい。2年次に行う「観光・まちづくり演習a」に必要なスキルをこの演習で身につけます。定員を超えた場合は観光・まちづくりコースの志望者を優先しますので所属コースを記載してください。なお、本演習は学問的視点(建築学、造園学、都市計画)と、実務経験(建築設計事務所と都市計画事務所での、その後大学に移ってからの設計や計画の実務、まちづくり、町並み保存活動の実践)からの視点の双方から指導します。昨年度の優秀作がインスタグラム(koeki_kanmachi)にアップ、廊下に張り出してありますので参考にしてください。秋学期の授業期間には、講評後なるべく早くアップするようにします。

SDGs