科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
加藤 嘉明 |
開講時期 |
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科目ナンバー |
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授業コード |
5404 |
単位 |
__単位__ |
授業概要 |
1990年のwww公開以降、デジタル化の進展でわたしたちの社会は大きく変わりました。とくに大量のデータを収集し分析する技術によって、「石油の世紀」に代わる「データの世紀」が到来しました。買い物がスマホひとつで済んで便利になる一方、個人のあらゆる行動がデータとなって吸い上げられ、格差の拡大やプライバシーなどの問題も起きています。皆さんは人類史に残る大変革の時代をどう生きていくのか。日本経済新聞社のベテラン記者が作成した資料をもとに、インターネット社会の課題解決の道筋を考えます。 |
到達目標 |
①デジタル化がもたらした国際政治、世界経済の新たな枠組みを理解する。\n ②世界と日本のデジタル化の方向、強さ、速さを読み取り、データ社会の担い手としての視点を身につける。\n ③さまざまな業種、業界のデジタル対応を学ぶことで、将来の職業選び必要な知識を得る。 |
スキルの育成方法 |
授業が一方通行にならないよう随時、質問を投げかけ数人で話し合ってもらうなど、講師と皆さんがともに考える機会にしたいと念じています。海外の事例を多く取り上げ、デジタル化と並ぶもうひとつの潮流であるグローバル化を意識した内容とします。新聞社がかかわる授業として、わかりやすい文章の書き方も伝えていきます。 \n \n |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 「第4次産業革命とは」\n われわれは人類史のどこにいるのか | 予習)新聞などでテーマの概要をつかんでおく\n復習)授業資料を再読し、考えを整理する(合計2時間) |
2 | 「データ経済の光と影」\n 21世紀の石油はわたしたち | 同上 |
3 | 「デジタル化とダイバーシティ(多様性)」\n ジェンダー平等、外国人、障害者、高齢者の活用は進むか | 同上 |
4 | 「GAFAの実態とビジネスモデル」\n 巨大テック企業はわたしたちの生活にどのように入り込んでいるか | 同上 |
5 | 「デジタル通貨とフィンテック(金融技術)」\n 仮想通貨などの暗号資産はどんなお金なのか | 同上 |
6 | 「未来のリーディング産業の条件」\n 自動車からIT(情報技術)へ、そして10年後は?\n | 同上 |
7 | DX(デジタル・トランスフォーメーション)と経営の新潮流」\n デジタル化で企業のあり方はどう変わるか | 同上 |
8 | 「デジタル時代の個人消費」\n コンビニの時代も曲がり角を迎えつつあるいま、私たちはどこで何を買うのか | 同上 |
9 | 「AI(人口知能)は仕事を奪うか」\n 人手をシステムに置き換えることで、働き方は大きく変質する | 同上 |
10 | 「デジタルと国家と規制と」\n 便利さと個人の権利を両立できるデータ流通の世界ルールは可能か | 同上 |
11 | 「デジタル派遣争う米中」\n 対立と依存が絡み合う新冷戦時代の国際新秩序を予想する | 同上 |
12 | 「行政のデジタル化と地域社会」\n 政府部門の持つ大量のデータを、行政サービスやまちづくりにどう生かすか | 同上 |
13 | 「データが個人を丸裸にする」\n デジタル化がもたらす新たな格差、監視社会、プライバシーと表現の自由を考える | 同上 |
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受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
各回の授業の最後に1回5問程度、4者択一式の小テストを実施します。学期末には1300字程度の期末レポートを提出していただきます。期末レポートの評価基準は①授業の理解度、②受講者自身の視点・提言、③文章の構成・展開——の3点で、とくに②を重視します。総合評価は小テスト30%、期末レポート70%とします。 |
前提科目 |
なし |
後継科目 |
なし |
教科書 |
教科書は使用しません。日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ、Nikkei Asiaなどの掲載記事を資料として使います。いずれも各回の講師が用意します。 |
参考書 |
日経電子版の有料コンテンツが1カ月間、無料で閲覧できるIDを配布します。予習・復習に活用していただきますが、有料会員になることを推奨するものではありません。 |
その他・注意事項 |
最新の情勢を取り入れるため、授業の内容や順番を変更することがあります。
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