科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
鎌田 剛 |
開講時期 |
__開講時期__ |
科目ナンバー |
__科目ナンバー__ |
授業コード |
4255 |
単位 |
__単位__ |
授業概要 |
「根拠にもとづくソーシャルワーク」のPDCAを回すための基礎的知識を学ぶ。具体的には,社会福祉調査の意義と目的,倫理上の留意事項と個人情報保護,社会福祉調査のデザイン,量的・質的調査方法,ソーシャルワーク評価を扱う。 |
到達目標 |
社会福祉士の実践現場において,事例や対象地域を調査・研究するための考え方と手法について理解する。 |
スキルの育成方法 |
講義と事例の検討を組み合わせる。上記到達目標実現のため,最終的に自分なりの「リサーチクエスチョン」(問い)を作成し,ディスカッションを行う。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 社会福祉調査の意義・目的,古典的な調査および現代の調査事例(統計法についても触れる) | 社会福祉調査をまとめた論文や専門書を1点図書館等で借りて読んでくる(予習3時間) |
2 | 社会福祉調査における倫理と個人情報の保護 | 身近な福祉現場ではどのような倫理的配慮が必要か整理する(復習1時間) |
3 | 社会福祉調査のデザイン①調査の考え方と論理(命題,仮説,モデル・理論,帰納・演繹等の推論,因果関係,信頼性・妥当性) | 講義で紹介した概念の整理(復習2時間) |
4 | 社会福祉調査のデザイン②社会福祉調査の目的と対象(探索,記述,説明),分析単位,サンプリング | 講義で紹介した概念の整理(復習2時間) |
5 | 社会福祉調査のデザイン③データ取集・分析(フィールド調査,文献・既存データの調査,実験計画法,評価のための調査) | 講義で紹介した概念の整理(復習2時間) |
6 | 社会福祉調査のデザイン④調査のプロセス(リサーチクエスチョン,概念化・操作化,研究戦略の選定,データ収集法,分析・考察) | 講義で紹介した概念の整理(復習2時間) |
7 | 量的調査の方法(種類と方法,質問紙の作成と配布・回収,集計と分析) | 量的調査によってまとめられた論文・書籍を1点図書館等で借りて読む(復習3時間) |
8 | 質的調査の方法(観察法,面接法,記録法,データ分析法) | 質的調査によってまとめられた論文・書籍を1点図書館等で借りて読む(復習3時間) |
9 | ソーシャルワークにおける評価の意義(ミクロ~マクロの評価,EBP・ NBP,アカウンタビリティ) | 講義で紹介した概念の整理(復習2時間) |
10 | ソーシャルワークにおける評価の対象(実践,プログラム,政策,ストラクチャー,プロセス,アウトカム,インパクト) | 講義で紹介した概念の整理(復習2時間) |
11 | ソーシャルワークにおける評価方法(シングル・システム・デザイン,実験計画法,質的な評価法) | 講義で紹介した概念の整理(復習2時間) |
12 | リサーチクエスチョンの作成 | 次の発表回までにリサーチクエスチョンを完成させる(作成作業3時間) |
13 | リサーチクエスチョンの発表,ディスカッション | ディスカッションから学び得た内容を整理する(復習1時間) |
14 | 期末試験(論述形式) | 授業全体のふりかえりノートを作成する(復習3時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
・ コメントペーパーに対して補足や解説を加えるなどし,双方向の授業を実施する。\n・ 評価は13回目に実施するリサーチクエスチョンの品質(30%),最終回の期末試験(70%)により判断する。 |
前提科目 |
社会福祉士関連科目全般 |
後継科目 |
社会福祉士関連科目全般 |
教科書 |
資料を配布する。 |
参考書 |
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その他・注意事項 |
社会福祉士国家試験受験資格取得志望者のみ履修できる。社会福祉士として他人の命や人生に責任を持つことのできる人物を育てるため,遅刻・欠席・提出物遅滞は一切認めず,これらについて問題がある場合は厳正に対処する。
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