AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
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教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
  
地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
実務家文理横断
     
科目名
(英語名)
__科目名__ (__科目名(英語)__)
担当教員 渡辺 暁雄
開講時期 __開講時期__
科目ナンバー __科目ナンバー__
授業コード 2503
単位 __単位__
授業概要 元来メイン(主流)に対する「カウンター(対抗)」を含意するサブカルチャー。しかし明確な「敵」が⾒えづらくなった現在,メインとサブの線引きが困難になっている。こんな時代,サブカルチャーは何のために存在するのか。この講義ではサブカルチャーを構成する諸要素を,歴史的・社会学的に分析し,上記疑問やそれに伴う現代的課題への解答を導く。
到達目標 1)「⾮主流」,「オルタナティブ(代替)」へ変質したサブカルチャーの意義を,現代社会状況から探る。\n2)現代⽇本社会の状況と展望を,アニメ,SNSを通して考察する中で,⽇本独⾃のサブカルチャー的\n志向を理解し,それを「武器」として活⽤する(カウンターの復興)。
スキルの育成方法 1)現代⽇本のサブカルチャーから,批判的思考⼒,多⽂化理解⼒,世界の動きへの関⼼,課題発⾒・解決⼒,主体性などを⾝につける。\n2)サブカル的発想を⽤いて現代を批評するスキルを⾝に着ける。
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
11980年代「サブカルチャー」から「サブカル」へ——カウン\nターとしてのつながりの後退から「分衆」の時代へ[事前]80年代バブル期都市⽂化を調べる(1時間)[事後]「サブカル」の意味を理解する(1時間)
2ノスタルジー・モードの意味——『クレヨンしんちゃん嵐を\n呼ぶモーレツ︕オトナ帝国の逆襲』を通して[事前]ノスタルジーモード,無意志的記憶を調べる(1時間)[事後]21世紀に⽣きる意味とは(1時間)
3スマホ・SNSと若者批判——⼈間関係は「希薄化」しているか[事前]SNSへの世間の反応について調べる(1時間)[事後]SNSが危険視される理由を考える(1時間)
4新海誠論——『ほしのこえ』から『天気の⼦』まで[事前]『君の名は。』を鑑賞しておく(1時間30分)[事後]他の新海作品を鑑賞する(30分〜)
5「ヒーロー」論——「正義」の所在とは[事前]異⽂化に対する⾃⾝の対応を省察(1時間)[事後]現在の社会状況と⽐較考察(1時間)
6表現ツールとしての・「武器」としてのサブカルチャー——⼭形新聞「ことばの杜へ」より[事前]「名⾔」「格⾔」をいくつか挙げる(1時間)[事後]名⾔を社会学的に解釈する(1時間)
7まとめ〜サブカルチャーのレゾンデートル,定期試験[事前]カウンターカルチャー再考(1時間)[事後]サブカルチャーの存在意義を考える(1時間)
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受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 期末テスト(レポート・8割),不定期に実施する授業内容に関係した質問の答え(2割)における理解度により評価。なお出席率が著しく低い者は,試験結果如何に関わらず不可。
前提科目 サブカルチャー論a,社会学,⽇本史b,⽇本⽂化論(後継でも可)
後継科目
教科書 使⽤しない。随時レジュメを配布。
参考書 F.ジェイムスン「カルチュラル・ターン」ISBN 4-86182-092-8\nプルースト「失われた時を求めて(1)——スワン家のほうへI」ISBN 9784003751091 その他随時紹介
その他・注意事項

s4を活⽤し講義の質問や意⾒に関しては,次の講義時にフィードバックを⾏う。なお,授業中における周囲の注意⼒を散漫にさせる⾏為(私語・出⼊室)をする者にはReaction Paperを配付しない(⽋席扱い)。

SDGs