科目名 (英語名) |
地理学
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担当教員 |
新名 阿津子 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
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授業コード |
9913 |
単位 |
2 |
授業概要 |
地理学は地表面に展開する自然環境や人間が作り出した文化の特性,自然と文化の相互関係等について探究する学問である。本講義では地理学の歴史と基礎的概念を解説するとともに、自然地理学、人文地理学から様々なトピックを紹介する。また、酒田市の地誌をテーマにグループワークを行い、その研究報告から酒田市の地域性について一緒に考え、自然と人間の関係を空間的に捉える地理学的なものの見方を習得する。 |
到達目標 |
・地理学的地誌学的なものの見方を理解する。|・自然環境と文化の相互関係について理解する。|・酒田について自分の言葉で説明する知識を身につける。|・中学校・高等学校「地理」教科書の内容の理解に必要な知識を習得する。 |
スキルの育成方法 |
本科目は講義形式で実施するが、授業中に地形図や空中写真を使った地形判読のトレーニング、主題図の作成、統計を使ったデータ解析などを行い地理学的な分析力を養う。またオンラインフィールドワークやプレゼンテーションを通じて地誌学的なものの見方を理解する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | ガイダンス:本講義の進め方、評価、地理学の定義など | 事前学習:地理学について調べる(1h)|事後学習:第1回授業の復習(1h) |
2 | 地理学説史:フンボルト、リッターの近代地理学からポスト人間主義地理学まで | 事前学習:フンボルトについて調べる(1h)|事後学習:第2回授業の復習(1h) |
3 | 空間科学としての地理学:地域・場所・空間、景観・風土、等質地域と形質地域、空間的相互作用、フィールドサイエンスなど | 事前学習:景観や風土について調べる(1h)|事前学習:第3回授業の復習(1h) |
4 | 自然地理学①地形図の土地利用から読む地形の特徴 | 事前学習:地理院地図で公益大周辺の土地利用を調べる(1h)|事後学習:第4回授業の復習(1h) |
5 | 自然地理学②気候景観を読む | 事前学習:気候景観について調べる(1h)|事後学習:第5回授業の復習(1h) |
6 | 人文地理学①世界の人口問題について地理学的に考える | 事前学習:人口問題について調べる(1h)|事後学習:第6回授業の復習(1h) |
7 | 人文地理学②都市について考える | 事前学習:都市の定義を調べる(1h)|事後学習:第7回授業の復習(1h) |
8 | 人文地理学③食をめぐる地理学 | 事前学習:前日の夕食の献立と食材の生産地を調べる(1h)|事後学習:第8回授業の復習(1h) |
9 | オンラインフィールドワーク | 事前学習:フィールドワーク先について調べる(1h)|事後学習:第9回授業の復習(1h) |
10 | 人文地理学④データを使って産業立地を考える | 事前学習:日本の産業構造や工業について調べる(1h)|事後学習:第10回授業の復習(1h) |
11 | 人文地理学⑤景観から地域の歴史を読む | 事前学習:歴史的建造物について調べる(1h)|事後学習:第11回授業の復習(1h) |
12 | 地誌学①酒田の地誌 | 事前学習:酒田の地誌について調べる(2h)|事後学習:第12回授業の復習(1h) |
13 | 地誌学②飛島の地誌 | 事前学習:飛島の地誌について調べる(1h)|事後学習:第13回授業の復習 |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
授業中の小課題(30%),プレゼンテーション(30%),レポート課題(40%) |
前提科目 |
人文地理学ab、自然地理学abを学習していることが望ましい |
後継科目 |
人文地理学ab、自然地理学ab、地理学フィールドワーク |
教科書 |
特に指定しない。 |
参考書 |
授業中に適宜紹介します。 |
その他・注意事項 |
・講義内で小課題やディスカッションを実施します。|・場合によっては大学周辺で簡単なフィールドワークを行います。|・受講生の多くに発言を求めますので積極的に参加してください。
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