科目名 (英語名) |
特別支援教育
(Special needs education) |
担当教員 |
清水 浩 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
SLA143 |
授業コード |
9901 |
単位 |
2 |
授業概要 |
文部科学省(2012)の調査によると通常の学級にも 6.5%の割合で特別な支援が必要な子どもたちが在籍している。そのような中で障害のある子どもの教育に対する社会的なニーズも多様化してきている。この講義では、「特殊教育」から「特別支援教育」に転換された障害児教育の理念や制度と現状を学ぶとともに、子ども一人ひとりの教育的ニーズや今日的な課題に対応できる特別支援教育の在り方について理解を深めていく。 |
到達目標 |
(1)特別支援教育の意義と概要について理解する。 (2)一人ひとりの自立に向けた教育の重要性について理解する。 (3)学校等における特別支援教育システムと教師の役割について理解する。 |
スキルの育成方法 |
(1)発達障害等に関する疑似体験等をとおし、障害特性に関する理解を深める。|(2)グループワークを取り入れ、特別な支援を必要とする児童生徒への支援方法を学ぶ。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | オリエンテーション、特別支援教育の理念と対象 | 国の施策について調べ学習を行う(30分)。 |
2 | 特別支援教育の法的な整備と動向 | 国の施策について調べ学習を行う(30分)。 |
3 | 障害についての基礎知識と教育的対応:知的障害 | 知的障害児の事例を調べる(30分)。 |
4 | 障害についての基礎知識と教育的対応:発達障害1(LD) | LD児の事例を調べる(30分)。 |
5 | 障害についての基礎知識と教育的対応:発達障害2(ADHD) | ADHD児の事例を調べる(30分)。 |
6 | 障害についての基礎知識と教育的対応:発達障害3(ASD) | ASD児の事例を調べる(30分)。 |
7 | 障害についての基礎知識と教育的対応:肢体不自由、病弱・身体虚弱 | 肢体不自由児等の事例を調べる(30分)。 |
8 | 個別指導計画と個別の教育支援計画 | 個別指導計画等の活用例を調べる(30分)。 |
9 | 学校における特別支援教育体制 | 学校種における支援体制の違いを調べる(30分)。 |
10 | 特別支援学校のセンター的機能と特別支援教育コーディネーターの役割 | 事例を調べる(30分)。 |
11 | 各機関の連携による特別支援教育 | 連携に関する事例を調べる(30分)。 |
12 | 早期発見・早期療育 | 各関係機関の連携について調べる(30分)。 |
13 | 個別移行支援計画と就労支援及び社会参加 | 就労後の事例を調べる(30分)。 |
14 | 試験 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
試験 80% 受講態度 20% |
前提科目 |
なし。 |
後継科目 |
なし。 |
教科書 |
講義資料を配布する。 |
参考書 |
「特別支援学校学習指導要領」「特別支援学校学習指導要領解説」文部科学省,|「特別支援教育の理論と実践I・ II」竹田契一,上野一彦,花熊 曉,特別支援教育士資格認定協会| |
その他・注意事項 |
リアクションペーパーやワーキングペーパーの提出を求める。
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