科目名 (英語名) |
地域・観光資源論 【A1】
(Resources for Community and Tourism) |
担当教員 |
矢野 英裕 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
CDT236 |
授業コード |
5354 |
単位 |
2 |
授業概要 |
基本的に庄内地方にある、いくつかの観光資源となりうる建築物・庭園等を対象に、それらが現在どのように活用されているのか、あるいは地域文化との関わりなどを分析しながら、建築や都市の観光資源としての可能性を探る。2コマ連続の授業となるが、基本的に前半は、前回のテーマに関するレポート発表と今回テーマの導入(同種の建築物に関する事例紹介等)、後半は今回テーマの施設の一例を実際に訪れ調査するものとする。| |
到達目標 |
観光とは、都市や建築を見て歩くことが大きな要素である。観光資源となりうる、建築物、都市施設などが本当に有効に活用されているのかを分析できるようになり、また、もしうまく活用されていないとすれば、どのようにすれば観光や地域おこしに役立てることができるのかを提案できるようになることが目標である。 |
スキルの育成方法 |
実際に、いくつかの施設に足を運び、観察し、スケッチをし、レポートを作成する。そのレポートは施設の現状分析と課題の抽出、そして提言を含むものとする。そのレポートを、授業参加者の前でプレゼンテーションし、ディベートすることで、観光やまちづくりに対する、分析力、批判力、提案力を養う。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 観光資源としての建築・都市/この講座におけるレポートの作成方法 | 第2回で取り上げる施設について事前調査しておく。(30分) |
2 | 観光資源現地調査(1)美術館—酒田市美術館 | |
3 | レポート発表(1)美術館 現地調査(2)への導入 | 前回現地調査を踏まえたレポート作成(2時間)第4回で取り上げる施設についての事前調査(30分) |
4 | 観光資源現地調査(2)美術館ー土門拳記念館 | 前の授業が終わり次第、現地に移動する。 |
5 | レポート発表(2)美術館 現地調査(3)への導入 | 前回現地調査を踏まえたレポート作成(2時間)第6回で取り上げる施設についての事前調査(30分) |
6 | 観光資源現地調査(3)社寺・宗教建築ー南洲神社 | 前の授業が終わり次第、現地に移動する。 |
7 | レポート発表(3)社寺・宗教建築 現地調査(4)への導入 | 前回現地調査を踏まえたレポート作成(2時間)第8回で取り上げる施設についての事前調査(30分) |
8 | 観光資源現地調査(4)茶室・庭園−出羽遊心館 | 前の授業が終わり次第、現地に移動する。 |
9 | レポート発表(4)茶室・庭園−出羽遊心館 | 前回現地調査を踏まえたレポート作成(2時間)第10回で取り上げる施設についての事前調査(30分) |
10 | 観光資源現地調査(5)ウォーターフロント施設ーさかた海鮮市場、山居倉庫等 | 前の授業が終わり次第、現地に移動する。 |
11 | レポート発表(5)ウォーターフロント施設 現地調査(6)への導入 | 前回現地調査を踏まえたレポート作成(2時間)第12回で取り上げる施設についての事前調査(30分) |
12 | 観光資源現地調査(6)文化財ー鶴岡公園・致道博物館周辺 | 前の授業が終わり次第、現地に移動する。 |
13 | レポート発表(6)文化財 | 前回現地調査を踏まえたレポート作成(2時間) |
14 | 考査(6回の調査を通して学んだことの総括) | それまで自ら作成したレポート内容を踏まえて、当日出題されたテーマに関して小論文を作成する。 |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
レポートの内容(70%)最終考査の結果(30%) |
前提科目 |
なし |
後継科目 |
なし |
教科書 |
なし |
参考書 |
その都度、必要なプリントを用意する。 |
その他・注意事項 |
現地調査では上で挙げた施設以外にも、隣接する施設を見て回る可能性もある。レポートは授業で調査した施設または、そのカテゴリーの施設一つ以上(現地に必ず足を運ぶこと)について調査して触れること。フィールドワークの実施可能性に応じて授業内容が変更される場合がある。また、授業内で受講生全員で施設を回る以外に、週末等を利用して、各自で施設を調査に行くことを求める場合がある。
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