科目名 (英語名) |
社会科・公民科指導法 II
(Teaching Methods (Social Studies and Civics) II) |
担当教員 |
石寺 一秀 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
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授業コード |
5158 |
単位 |
2 |
授業概要 |
この科目では、学習指導要領に示された中学校社会科の公民分野、及び、高校公民科の目標と内容を理解するとともに、教材研究や学習指導案の作成、模擬授業等を通して、授業で生かせる実践的な指導力を身に付ける。 |
到達目標 |
・学習指導要領に示された社会科・公民科(倫理分野)の目標や内容を理解する。 ・基礎的な学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。 |
スキルの育成方法 |
基本的事項についての講義、それに加えて資料の読解、模擬授業や対話の場を設けることによって、授業の目的を達成する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 「社会科(公民)・公民科」の目標と内容 | 復習まとめ課題(60分):学習指導要領に示された「社会科・公民科」の目標や評価について |
2 | ギリシア思想(1)ー神話、自然哲学、ソフィスト、ソクラテス | 復習まとめ課題(60分):神話と科学の違い、ソクラテスの「無知の知」・「善く生きること」について |
3 | ギリシア思想(2)ープラトン、アリストテレス | 復習まとめ課題(60分):プラトンのイデア論とアリストテレスの現実主義の対比について |
4 | キリスト教ー ユダヤ教、イエスの生涯と思想、キリスト教の展開 | 復習まとめ課題(60分):聖書の譬え話に見られるイエスの教え、パウロの伝道活動、宗教改革について |
5 | イスラーム ームハンマドの生涯と思想、イスラームの人間観 | 復習まとめ課題(60分):「六信・五行」にみられる相互扶助の考えとイスラームの人間観について |
6 | 仏教 ーバラモン教、釈迦の生涯と思想、上座部仏教と大乗仏教 | 復習まとめ課題(60分):輪廻思想、苦しみの原因と克服、慈悲、大乗仏教の成立について |
7 | 中国の思想ー古代中国人の考え方、儒家と道家 | 復習まとめ課題(60分):仁とアガペー、克己復礼と仁、「胡蝶の夢」、道家の逆転の論理について |
8 | 西洋近現代思想(1)ー近代科学の形成と自然観、社会契約説、プラグマティズム | 復習まとめ課題(60分):自然観の変化、社会契約説と立憲主義、プラグマティズム誕生の背景と有用説 |
9 | 西洋近現代思想(2)ーマルクス、実存主義、理性主義の見直し | 復習まとめ課題(60分):労働疎外、実存主義が追求した生き方、フロイトの近代的人間像の批判について |
10 | 日本の思想(1)−古代日本人の自然観と倫理観、平安時代までの仏教 | 復習まとめ課題(60分):古代日本人の考え方と思想の重層性、仏教の受容(平安時代まで)について |
11 | 日本の思想(2)−鎌倉仏教、「育成を目指す資質能力」、学習指導案の作成 | 復習まとめ課題(60分):鎌倉仏教(親鸞と道元)、学習指導要領の作成に向けて |
12 | 模擬授業(「主体的・対話的で深い学び」) | 復習まとめ課題(60分):模擬授業の振返り |
13 | 日本の思想(3)−模擬授業の振返り、西洋思想の受容、独創的な思想 | 復習まとめ課題(60分):諭吉の独立心、漱石の日本の開化・近代的主体性、純粋経験、間柄存在について |
14 | 定期試験 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
定期試験(7割程度)、授業(模擬授業等)でのプレゼン、コメントペーパー 等(3割程度) |
前提科目 |
道徳教育指導論 |
後継科目 |
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教科書 |
毎回、授業のレジュメ、資料を配付する。 |
参考書 |
・『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会科編』・『高等学校学習指導要領解説公民編』平成22年6月(文科省) ・『高等学校学習指導要領(平成)30年告示)解説 公民編』(文科省) ・ 教科書 |
その他・注意事項 |
<欠席ルール> 授業を4回以上欠席した場合は、試験を受けることができません。
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