科目名 (英語名) |
都市と交通
() |
担当教員 |
神田 直弥 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
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授業コード |
4255 |
単位 |
2 |
授業概要 |
道路交通は身近な移動の手段であるが、安全で安心な移動を実現する上では様々な課題がある。本講義では「交通事故の防止」と「車依存からの脱却」に焦点をあて、これらの実現に向けた取り組みについて概観する。最後にグループ単位でテーマを設定し、道路交通を取りまく諸問題の解決策について検討を行う。 |
到達目標 |
[1]交通行動に係る人間特性を理解している[2]モビリティ・マネジメントの意義や手法について理解している[3]自ら課題を設定し、解決に向けた方策を検討することができる |
スキルの育成方法 |
グループワークや成果の発表を通して傾聴力、発信力、課題発見力、問題解決力、協働力、マネジメント力を育成する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 【事故①】導入・道路交通の特殊性と人間の行動特性 キーワード:ヒューマンエラーと違反、リスク知覚 | 【事後】交通事故を減らすためにはどうしたらよいか(1時間) |
2 | 【移動①】導入・高齢者の事故と移動 キーワード:高齢者の特性 | 【事後】高齢者が自由に移動できるようにするためにはどうしたらよいか(1時間) |
3 | 【事故②】危険な人を排除することで事故を減らせるか キーワード:事故傾向 | 【事後】道路を安全に使う上で必要な能力とは(1時間) |
4 | 【事故③】子供を事故から防ぐ キーワード:衝動性、コーチング、ミラーリング | 【事後】子どもの交通安全教育を行うのは、家庭か、地域か、学校か(1時間) |
5 | 【事故④】環境改善による対策 キーワード:リスクホメオスタシス、運転行動の階層モデル | 【事後】事故を減らすためには、安全な環境を作るべきか、危険な環境を作るべきか(1時間) |
6 | 【事故⑤】自動運転による事故防止 キーワード:状況認識、過信、オートメーションサプライズ | 【事後】自動運転によりドライバーの行動はどのように変容するか(1時間) |
7 | 【移動②】自動車依存の影響 キーワード:スプロール化、温暖化、生活習慣病、大気汚染 | 【事後】車の利用を減らすためにはどうしたらよいか(1時間) |
8 | 【移動③】公共交通の利用促進 キーワード:路線バス、デマンド交通、モビリティ・マネジメント | 【事後】バスの利用を促進するためにはどうしたらよいか(1時間) |
9 | 【移動④】自転車利用の推進 キーワード:走行環境の整備、自転車活用推進法 | 【事後】自転車と自動車が共存するためにはどうしたらよいか(1時間) |
10 | 【移動⑤】都市計画による自動車に依存しないまちづくり キーワード:コンパクトシティ、立地適正化計画 | 【事後】グループワークのテーマを検討する(30分) |
11 | グループワーク① テーマ設定とプロジェクトモデルの作成 | 【事後】先行研究や他地域の事例調査(2時間) |
12 | グループワーク② 仮説検証 | 【事後】仮説検証の実施(2時間) |
13 | グループワーク③ 発表資料の作成 | 【事後】発表資料の完成(2時間) |
14 | グループワーク④ 成果発表 | 【事後】最終レポートの作成(6時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
コメントペーパー15%、復習課題(授業を通して考えたことを述べる)20%、発言5%、成果発表10%、最終レポート50% |
前提科目 |
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後継科目 |
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教科書 |
指定しない。 |
参考書 |
「知の編集力ハンドブック」を利用する。 |
その他・注意事項 |
毎回の授業の後半にはグループワークを実施する(予定)。最終レポートは採点の上、フィードバックします。
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