科目名 (英語名) |
比較文化論 II 【S2】
(Comparative Culture II) |
担当教員 |
呉 衛峰 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
ILA260 |
授業コード |
4203 |
単位 |
1 |
授業概要 |
ナショナリズムについての基礎理論、各宗教と文化圏の発展史と特徴について勉強する。 |
到達目標 |
ネイション(nation)、ナショナリティ(nationality)、ナショナリズム(nationalism)に関する理論的考察をとおして、現在における国民国家:「ネイション=ステート」(nation state)の意義や、各宗教と文化圏の交渉の諸相を客観的にとらえ、分析することができる。 |
スキルの育成方法 |
1)世界史の知識を必要とするので国際感覚を磨ける。2)ナショナリズムの意味を考えることで、宗教と文化を相対的にとらえることができ、世界への関心が深まる。3)東アジアにおけるナショナリズムを考察し、問題を発見して解決案を思索する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 東アジアにおけるナショナリズムの形成 | 日本と中国の国民国家の形成を復習し(60分)、ユダヤ人とユダヤ教について予習(60分) |
2 | ユダヤ人というマイノリティ | ユダヤ人の歴史と宗教を復習し(60分)、世界文明の同時性を予習(60分) |
3 | 世界の同時性:ローマと漢帝国、プラトンと孔子と釈迦 | 文明発生に通底するものを復習し(60分)、シルクロードについて予習(60分) |
4 | 東アジアと中央アジアを結ぶシルクロード | 東西文化交流の動脈をつとめていたシルクロードについて復習し(60分)、イスラム教世界について予習(60分) |
5 | イスラム教の世界 | イスラム教世界の歴史について復習し(60分)、それと関連して、冷戦後の世界の新秩序を予習(60分) |
6 | 冷戦後の世界:文明と宗教と国民国家の新たな動き | 冷戦後の文明と宗教の復興を復習し(60分)、国民国家とグローバリゼーションについて予習(60分) |
7 | 国民国家とグローバリゼーションが両立できるか | 国民国家とグローバリゼーションの問題について復習し(60分)、講義全体を復習(60分) |
8 | | |
9 | | |
10 | | |
11 | | |
12 | | |
13 | | |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
|
成績評価基準 |
授業参加と小レポート(6割)、期末レポート(4割)。 |
前提科目 |
比較文化論Ⅰ |
後継科目 |
なし |
教科書 |
毎回の授業の前にプリントを配布する。 |
参考書 |
なし |
その他・注意事項 |
1,「比較文化論Ⅰ」の単位取得(つまり合格点以上を取ること)が「比較文化論Ⅱ」を受講する条件となるので注意してください。|2,有効出席が4回以上にならないと、不合格となる。
|