科目名 (英語名) |
ジェンダー論
(Gender Issues) |
担当教員 |
伊藤 眞知子 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
SLA137 |
授業コード |
3402 |
単位 |
2 |
授業概要 |
SDGsは、公益社会を実現するうえで重要な目標であり手段です。本科目はSDGs関連科目として、SDGsの第5目標「ジェンダー平等の実現」の意義・内容・方策について学んでいきます。現代日本社会のさまざまな現象をジェンダー(社会的・文化的に形成された性別)の視点から読み解き、学校、職場、家族、地域社会など、身近な課題を自分事としてとらえ、解決策を探究します。 |
到達目標 |
現代社会におけるジェンダー平等実現にむけた課題を理論的、体験的に理解し、性別にかかわりなく、多様な人々がたがいに尊重し共生する公益社会を展望するとともに、各自のジェンダー課題に向き合うことを目標とします。 |
スキルの育成方法 |
講義と、個人ワークやグループワークを組み合わせて行います。ジェンダーの視点によって論理的思考を鍛え、他者との対話を通じて自分自身の生き方や他者との関係性などを問い直し、共生のスキルを磨きます。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | ジェンダーとセクシュアリティ〔目標5〕 | LGBTについて調べてみる(2h)、授業の振り返り(2h) |
2 | 学校教育のなかのジェンダー〔ターゲット4.5、4.a、5.b〕 | 学校生活での出来事を振り返りまとめる(2h)、授業の振り返り(2h) |
3 | デートDV・ハラスメント〔ターゲット5.2〕 | 関連する新聞記事を事前に読む(2h)、授業の振り返り(2h) |
4 | メディアのジェンダー・バイアス〔ターゲット5.3〕 | テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット等のメディアをチェックする(2h)、授業の振り返り(2h) |
5 | 映像ワークショップ「女たちの10年戦争」〔ターゲット5.1、5.5〕 | ふりかえりレポートを作成する(4h) |
6 | 労働の場のジェンダー・バイアス〔ターゲット5.4、5.5〕 | 働き方改革について事前に調べる(2h)、授業の振り返り(2h) |
7 | 恋愛・結婚・子育て〔ターゲット5.1、5.6〕 | 自分の将来の結婚や家族の未来図を描く(2h)、授業の振り返り(2h) |
8 | 山形県における女性活躍・男女共同参画の推進〔ターゲット5.c〕 | 山形県の政策について調べる(2h)、授業の振り返り(2h) |
9 | 税・社会保障とジェンダー〔ターゲット5.c〕 | 第3号被保険者について事前に調べる(2h)、授業の振り返り(2h) |
10 | ジェンダーと政治〔ターゲット5.5〕 | 自分の地域の女性議員割合を調べる(2h)、授業の振り返り(2h) |
11 | 戦争・暴力とジェンダー〔ターゲット5.2〕 | 戦争に関する資料を事前に読む(2h)、授業の振り返り(2h) |
12 | グローバリゼーションとジェンダー〔ターゲット5.1〕 | 関心のある海外の国について事前に調べる(2h)、授業の振り返り(2h) |
13 | ジェンダー平等な社会をめざす〔目標5〕 | 授業全体を振り返り復習する(4h) |
14 | 定期試験 | 授業全体を振り返り復習する(4h) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
毎回のコメントペーパー、授業への貢献度(2割)加点方式、小レポート1回1000字程度・グループワークシート提出2回(3割)、筆記試験(5割)論述式 |
前提科目 |
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後継科目 |
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教科書 |
とくに指定せず、必要に応じて資料を配布します。 |
参考書 |
千田有紀・中西祐子・青山薫著『ジェンダー論をつかむ』有斐閣、2013年、ISBN978-4-641-17716-1 |
その他・注意事項 |
身近なジェンダー課題に目を向け、自分事として考えていきましょう。グループワークシートは、試験前までに返却します。
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