科目名 (英語名) |
人文地理学a 【A1】
(Human Geography (a)) |
担当教員 |
松山 薫 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
SLA119 |
授業コード |
2551 |
単位 |
2 |
授業概要 |
「移住と地理学」を本講義のテーマとする。人の移住という空間的要素を持つ事象とその背景、およびそれらが地表へ刻み込んだものを、その背景にある自然、経済、政治などのさまざまな要因とともに、地図資料や文献資料を用いながら理解する。 |
到達目標 |
人口の移動に関する基本的な理論や事例に関する知識の獲得をめざす。また、後半はかつて移民送出県としても注目された山形県を事例に、大学の地元地域に関する、やや知られざる諸事実について、知見を豊かにすることも目的とする。 |
スキルの育成方法 |
伝統的座学。自発的資料収集。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | エクメネの拡大 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
2 | 移住の結果としての人種・民族の分布 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
3 | 歴史的大規模集団移住 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
4 | 北米大陸の事例(1) 人口の大陸間移動の経緯?大西洋を越えて | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
5 | 北米大陸の事例(2) 人口の大陸間移動の経緯?太平洋を越えて | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
6 | 北米大陸の事例(3) 大陸内での人口移動 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
7 | 北米大陸の事例(4) 第二次世界大戦後の人口移動 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
8 | 東西冷戦の終結と人口移動 | 復習(1時間),レポート作成(6時間) |
9 | 近年のヨーロッパの人口移動 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
10 | 日本の近代化と移住 同郷集団と連鎖移住(東京・本郷の下宿旅館街) | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
11 | 山形県と満洲開拓(1) 「先進県」「満蒙開拓青少年義勇軍」 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
12 | 山形県と満州開拓(2) 国策の象徴としての「日輪兵舎」 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
13 | 山形県と戦後開拓-旧軍用地、高冷地、県外 | 復習(1時間),次回講義資料予習(1時間) |
14 | 定期試験 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
定期試験(5割),小テスト・参加態度(5割) |
前提科目 |
人文地理学a |
後継科目 |
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教科書 |
高校・中学で使用した地図帳を必ず毎回持参のこと。持っていない人は必ず書店などで購入すること(出版社は問わない)。 |
参考書 |
必要に応じて講義の中で適宜紹介する。 |
その他・注意事項 |
シラバスの各回の順番や扱う分量の多寡は,受講生の理解度や課題の進捗度に即して変化する場合がある。時々小テストがあるので、過去のノートと配布資料は毎回持参すること。
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