科目名 (英語名) |
地方財政論 【S1】
(Local Public Finance) |
担当教員 |
三木 潤一 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
POL352 |
授業コード |
2309 |
単位 |
2 |
授業概要 |
本講義では、日本の地方財政(地方公共団体の経済活動)について、国と地方の財政関係を踏まえながら、理論と制度の両面から考えていく。国家財政とともに地方財政も危機的状況にあり、地方財政の構造と、その改革に伴う私たちの生活の見直しについて、講義を通じて理解を深めていくことを目的とする。 |
到達目標 |
1.国と地方の財政関係を理解し、理論と制度の両面から日本の地方財政について説明できるようになる。| 2.日本が抱えている財政問題を理解し、地方財政改革について説明できるようになる。 |
スキルの育成方法 |
地方財政について経済学に基づき検討する力を身に付けるためには、問題練習等を通じて自ら考えることが重要であるため、基本的な概念・理論・制度の説明、問題練習、問題の解説という流れで講義を行う。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 私たちの生活と地方財政 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
2 | 国と地方の機能分担(その1):財政の3つの役割 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
3 | 国と地方の機能分担(その2):公共財の特質 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
4 | 国と地方の機能分担(その3):受益と負担の地域的一致 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
5 | 制度としての地方財政 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
6 | 地方公共支出の経済学:生産の効率性と配分の効率性、リンダール均衡 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
7 | 1〜6の復習とまとめ、中間試験 | 1〜6の復習をする(3時間) |
8 | 地方団体の行財政改革:行政の守備範囲の見直し、地方公共サービスの費用負担 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
9 | 租税の意義・分類と租税原則 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
10 | 地方税の体系と原則、地方税の改革 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
11 | 国庫支出金と地方財政 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
12 | 地方交付税と財政調整 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
13 | 8〜12の復習とまとめ | 8〜12の復習をする(3時間) |
14 | 期末試験 | 定期試験のための総復習をする(4時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
中間試験30%、期末試験70%で評価する。| 中間試験については解答・解説を行う。 |
前提科目 |
「経済学」、「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」 |
後継科目 |
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教科書 |
林宜嗣(2008)『地方財政[新版]』有斐閣(ISBN:978-4641183643)。 |
参考書 |
講義中に適宜指示する。 |
その他・注意事項 |
「経済学」、「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」を履修しておくことが望ましい。| 講義中に示す参考文献などで、講義内容を補完し理解を深めること。| 毎講義に対するのコメント等のうち重要な内容に対しては、次回に返答する。
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