科目名 (英語名) |
社会保障論 II 【S2】
(Social Security II) |
担当教員 |
阿部 公一 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
POL214 |
授業コード |
1504 |
単位 |
2 |
授業概要 |
本科目では、【Ⅰ】「国際的な社会保障の展開や現状課題」(01〜07)、【Ⅱ】「日本の社会保障の展開と制度体系」(08〜12)、【Ⅲ】「人生100年時代における民間保険の役割」(13)のテーマを通じて、現代社会における社会保障体系の在り方を考察することにより、社会保障の政策センスを身につけます。地域課題を認識するために、「山形県酒田市の国民健康保険制度」も題材にします。 |
到達目標 |
社会保障の理念や体系の在り方を考察することにより、社会保障の政策センス(デザイン力)を高めます。特に、公的医療保険の在り方に関する問題意識を高めます。 |
スキルの育成方法 |
毎回の授業内容を600字程度にまとめる事後学修(S4に提出)と次回授業での振り返りを繰り返すことにより、副次的ではあるが「論理的思考力」のスキルも高めていきます。「論理的思考力」のスキルを高めることにより、授業内容への理解度が深まり、専門性を深めていくことができます。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 00スタディ・ガイダンス/社会保障論aの振り返り | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間) |
2 | 【Ⅰ】01イギリスにおける貧困問題の捉え方の変遷 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
3 | 【Ⅰ】02ウェッブ夫妻のナショナルミニマム論(労働組合の役割を通じた初期的段階) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
4 | 【Ⅰ】03ウェッブ夫妻のナショナルミニマム論(防貧的対応による発展的段階) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
5 | 【Ⅰ】04アメリカ社会保障法の成立(大恐慌による生活困窮者の発生)/05アメリカ社会保障法の成立(生活困窮者への緊急的対応) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
6 | 【Ⅰ】06アメリカ社会保障法の成立(社会保障体系の特徴と課題) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
7 | 【Ⅰ】07アメリカにおける民間医療保険の現状と課題(もしも公的医療保険がなかったら) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
8 | 【Ⅱ】08日本における社会保障の構想(憲法第25条に基づく基本的理念・法的性格と社会保障の範囲)| | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
9 | 【Ⅱ】09日本における社会保障の構想(1950年勧告による社会保障の定義と体系・仕組み) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
10 | 【Ⅱ】10社会保障体系における社会保険(社会保険概論を中心に) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
11 | 【Ⅱ】11生活保護や社会手当と社会保険の違い | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
12 | 【Ⅱ】12日本の公的医療保険制度(山形県酒田市の国民健康保険制度を含めて) | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
13 | 【Ⅲ】13民間保険の基本的原理と特徴や役割 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
14 | 定期試験 | 再度、定期試験問題を復習する(2時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
通常点50点に定期試験50点を加算(100点)して評価します。毎回の授業内容のまとめをS4に提出することにより、基本通常点として50点の仮得点を付与します。ただし、回答が無い場合・不十分な場合・倫理違反の場合には、1回につき5点(倫理違反の場合20点)減点していきます。 |
前提科目 |
可能ならば「社会保障論Ⅰ」 |
後継科目 |
「公的年金論」、「政策入門」 |
教科書 |
講義資料に関しては、Koeki Driveにアップしますので、各自でダウンロードしたり印刷してください(教室では配布しません)。 |
参考書 |
広井・山崎編『社会保障』ミネルヴァ書房、2017(ISBN9784623080441)、喜多村『社会保障』中央法規、2020(ISBN9784805881255) |
その他・注意事項 |
成績評価基準に関する詳細なルールに関しては、初回授業の「00スタディ・ガイダンス」にて説明しますので、必ず出席してください。定期試験に関しては、授業を通じて身につけた専門知識を前提に、論理的に論述展開されているかどうかを評価します。
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