科目名 (英語名) |
社会保障論 I 【S1】
(Social Security I) |
担当教員 |
阿部 公一 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
POL213 |
授業コード |
1503 |
単位 |
2 |
授業概要 |
社会保障という言葉が初めて法律に用いられたのは、20世紀に入ってからのことであり、まだ86年ほどしか経っていません。一体、社会保障にはどのような願いが込められていたのでしょうか。本科目では、【Ⅰ】「社会保障に込められた願い(01〜10)」、【Ⅱ】「社会保障の意味合いとその範囲や体系(11〜17)」、【Ⅲ】「現代日本における社会保障(18〜19)」をテーマに、社会保障の在り方を考察していきます。 |
到達目標 |
社会保障制度の展開過程を通じて、意義・役割・必要性、理念・概念、制度体系について理解することにより、社会保障の在り方を考察するための専門性を高めます。また、弱い立場の人たちに対する政策的配慮の共感力を身につけます。 |
スキルの育成方法 |
毎回の授業内容を600字程度にまとめる事後学修(S4に提出)と次回授業での振り返りを繰り返すことにより、副次的ではあるが「論理的思考力」のスキルも高めていきます。「論理的思考力」のスキルを高めることにより、授業内容への理解度が深まり、専門性を深めていくことができます。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 00スタディ・ガイダンス/【Ⅰ】01憲法第25条と社会保障という言葉/02アメリカ社会保障法制定の意義 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間) |
2 | 【Ⅰ】03大西洋憲章に込められた社会保障への希望/04ILO報告による社会扶助と社会保険の体系 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
3 | 【Ⅰ】05ILOフィラデルフィア宣言にみる社会保障の理念 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
4 | 【Ⅰ】06ベヴァリッジによる社会保障構想 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
5 | 【Ⅰ】07社会保障に期待される国際的役割/08社会保障を受ける権利と人権の尊重 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
6 | 【Ⅰ】09ヴァイマル憲法にみる社会保障理念の源流/10社会保障政策による社会正義実現の役割 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
7 | 【Ⅱ】11社会保障の語源の由来と言葉上の解釈/12社会的な原因から生じる生活上のリスク | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
8 | 【Ⅱ】13社会的な仕組みによる社会保障体系/14欧米諸国での社会保障の捉え方 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間) |
9 | 【Ⅱ】15社会保障の類型及び社会政策との関係 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
10 | 【Ⅱ】16日本における社会保障の範囲と体系 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
11 | 【Ⅱ】17ILO基準による社会保障給付費 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
12 | 【Ⅲ】18現代日本における社会保障の費用 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
13 | 【Ⅲ】19社会保障を取巻く背景と政策課題 | 授業内容を600字程度にまとめてS4に提出(2時間)/穴埋め式課題に解答(1時間)/定期試験の準備(2時間) |
14 | 定期試験 | 再度、定期試験問題を復習する(2時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
通常点50点に定期試験50点を加算(100点)して評価します。毎回の授業内容のまとめをS4に提出することにより、基本通常点として50点の仮得点を付与します。ただし、回答が無い場合・不十分な場合・倫理違反の場合には、1回につき5点(倫理違反の場合20点)減点していきます。 |
前提科目 |
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後継科目 |
「社会保障論Ⅱ」、「公的年金論」、「政策入門」 |
教科書 |
講義資料に関しては、Koeki Driveにアップしますので、各自でダウンロードしたり印刷してください(教室では配布しません)。 |
参考書 |
広井・山崎編『社会保障』ミネルヴァ書房、2017(ISBN9784623080441)、喜多村『社会保障』中央法規、2020(ISBN9784805881255) |
その他・注意事項 |
成績評価基準に関する詳細なルールに関しては、初回授業の「00スタディ・ガイダンス」にて説明しますので、必ず出席してください。定期試験に関しては、授業を通じて身につけた専門知識を前提に、論理的に論述展開されているかどうかを評価します。
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