科目名 (英語名) |
基礎演習a (温井)
(Basic Seminar (a)) |
担当教員 |
温井 亨 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
SLA101 |
授業コード |
1406 |
単位 |
2 |
授業概要 |
酒田には世界的な、あるいは日本を代表する建築家が設計した美術館、魅力的な町家、名勝の庭園など、訪ねてみたい所がたくさんあります。演習ではまず大学の近くから、毎回1つずつ訪ねレポートします。また大学に入ったら本を読まなくてはなりません。そこで名文のエッセイを読みます。そこには様々な場所が出てきますので、googleの空中写真を用いて確認しレポートします。書く練習としてエッセイにも挑戦します。 |
到達目標 |
建築や庭、都市や風景に興味を持ち、その魅力を味わえるようになることが第一の目標です。第二の目標は、学生に必要な国語力(明治の文章まで読める力)を身につけること。第三の目標は、一流のエッセイの内容が理解でき、味わえることですが、それには知識と精神的な成熟が求められます。さらに第四の目標は表現力(作文力、写真・図表入りのレポート作成、話術)です。 |
スキルの育成方法 |
実際に見て歩くこと(5回)、本を読むこと(授業中は順番に朗読)、google earthの活用。コンベックスを使って計測し、エクセルで集計、グラフにします。写真を取り込み、図表を載せたワードによるレポート作成を繰り返し行います。各自エッセイに挑戦し、皆の前でプレゼンテーションします。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | アドバイザー面談、ガイダンス | |
2 | 図書館の使い方 | 事前学習:読書4時間 |
3 | 土門拳記念館見学 | 事後学習:訪問レポート2時間、事前学習:読書4時間 |
4 | 酒田市美術館見学 | 事後学習:訪問レポート2時間、事前学習:読書4時間 |
5 | 国木田独歩「武蔵野」を順番に朗読する | 事後学習:「武蔵野」を5回通しで読む |
6 | 出羽遊心館見学 | 事後学習:訪問レポート2時間、事前学習:読書4時間 |
7 | 須賀敦子のエッセイを順番に朗読する | 事後学習:須賀敦子のエッセイに出てきた場所をgoogle mapで探し、空中写真を載せたレポートを作成する2時間 |
8 | 本間美術館、鶴舞園見学 | 事後学習:訪問レポート2時間、事前学習:読書4時間 |
9 | 須賀敦子のエッセイを順番に朗読する | 事前学習:読書4時間 |
10 | 荒木米店訪問、船場町散策 | 事後学習:訪問レポート2時間 |
11 | 須賀敦子のエッセイを読んで書いたエッセイ構想発表 | 事前学習:エッセイ構想・作文4時間|事後学習:エッセイ修正4時間 |
12 | エッセイを修正、推敲 | 事後学習:プレゼンテーション準備 |
13 | エッセイ発表会 | 事後学習:発表会の振り返り1時間 |
14 | 振り返り | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
|
成績評価基準 |
|レポート6回(割合2)、エッセイ(割合1)、発表会(割合1)の合算で評価。欠席は減点。 |
前提科目 |
|
後継科目 |
基礎演習b |
教科書 |
須賀敦子全集第1巻、河出文庫 |
参考書 |
|
その他・注意事項 |
本演習は学問的視点(建築学、造園学、都市計画)と、実務経験(建築設計事務所と都市計画事務所で、その後大学に移ってからの設計や計画の実務、まちづくり、町並み保存活動の実践)からの視点の双方から指導します。また、コンベックス(5m)、野帳を各自、購入してもらいます。
|