科目名 (英語名) |
観光政策論 【A1】
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担当教員 |
阿蘇 裕矢 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
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授業コード |
1360 |
単位 |
2 |
授業概要 |
観光立国推進基本法の成立後、「観光」がわが国の重要な政策の柱として位置づけられた。本講義では、「観光」における「政策」とは何か、政策としての意義や役割、戦前・戦後を通して観光政策がどのようなかたちで展開されてきたかなど、観光政策を学ぶ上での基本的な事項を理解し、基本法制定の背景、派生して策定された関連法、観光統計や観光関連団体など、山形県内外の観光政策の内容や行政について学ぶ。 |
到達目標 |
観光政策の基本的な概念を理解するとともに、観光行政を展開するための組織やその歩みを理解し、今日展開されている観光の政策〜施策〜事業の流れを学ぶ。次いで、そこから派生する観光事業の概略との関係を理解する。 |
スキルの育成方法 |
国土交通省、観光庁、山形県内外の自治体(鶴岡市、酒田市など)等の資料、および観光統計、新聞記事などを読み解きながら、観光政策・行政の基本的な事項を学び、観光を政策的な視点から理解する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 「観光」と「政策」(「観光」における政策とは、観光政策の体系) | 予習(「政策」とは何か、どのようにして作られるか調べて、800字程度でまとめ、初回講義に提出)(90分) |
2 | 観光政策の意義と役割(観光行政と組織、観光政策の意義と役割) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
3 | 戦前の観光政策(外客誘致の政策、国際観光の振興策) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
4 | 戦後復興期の観光政策(運輸省の設置、旧・観光基本法の制定) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
5 | 高度経済成長期の観光政策(国民生活の向上と観光、省庁による施策の展開) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
6 | 近年の観光政策(リゾート開発法など) | 前回の講義内容の復習、ここまでの振り返り(60分) |
7 | 振り返り(質疑応答形式)、最近の観光政策の動向(各自調べて発表=指名する) | 最近の観光政策の動向を、各自新聞記事等で調べる(90分) |
8 | 観光立国推進基本法(1)(観光立国宣言、基本計画) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
9 | 観光立国推進基本法(2)(観光庁の設置、所掌内容) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
10 | 観光地の整備と観光政策(観光資源と観光政策、施設整備と観光政策) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
11 | 観光統計の整備と観光政策(観光統計の内容、統計の種類と特性) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
12 | 観光関連団体(観光協会、庄内観光コンベンション協会と活動) | 前回の講義内容の復習、次回のテーマの予習(60分) |
13 | 観光行政の事例研究(自治体の観光政策、主要な県・都市の観光政策、山形県内の観光行政) | 前回の講義内容の復習、試験準備(90分) |
14 | まとめ | 後継科目に結び付けて観光政策の視点から見直してみる(90分) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
毎回のコメントペーパー(30%)(記載内容、理解度、授業への参加意欲など)、中間課題(10%)、定期試験(60%)(論述式) |
前提科目 |
余暇と社会、観光・まちづくり概論a・観光・まちづくり概論b |
後継科目 |
国際観光論、地域・観光資源論、観光・まちづくり演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
教科書 |
なし(必要に応じて参考資料を配布する) |
参考書 |
寺前 秀一 編著『観光政策論』 (観光学全集 第 9巻) 原書房、2009年11月 |
その他・注意事項 |
複数回の講義において、その内容に関連して課題を課す(指示した資料を調べて自身の意見をまとめて提出する。800〜1,000字程度)。毎回、コメントペーパーを配布し、その内容について補足が必要な場合には、次週にフィードバックする。
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