科目名 (英語名) |
人的資源管理論
(Human Resource Management) |
担当教員 |
小嶋 健太 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
BIZ332 |
授業コード |
9905 |
単位 |
2 |
授業概要 |
企業の中でどのような人材をどの職務に配置し,どのような技能を習得させ,優れた成果に対してどのような報酬を与えるか。こうした人的資源の管理は企業の成功にとって非常に重要な要素である。本講義では,採用から退職に至る人的資源管理の各トピックに経済学のアプローチを適用することによって,企業内部において効率的な人材の配置がどのように実現するかを議論する。 |
到達目標 |
人事の経済学における理論枠組み,統計的手法を理解するとともに,それらを現実の人事制度・慣行に応用し,その合理性や限界,現状の課題の解決策を提示できるようになる。 |
スキルの育成方法 |
グループワークとその成果発表を通じて,理論枠組みや統計的手法を現実の国内外の人事制度・慣行に応用する能力を養う。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 経済学のアプローチとは:思考様式としての経済学 | 経済学の考え方に関する復習(1時間) |
2 | 情報の非対称性:モラルハザード,逆淘汰 | 経済学の考え方に関する復習(1時間) |
3 | インセンティブ契約と成果主義 | 成果主義の事例に関する調査(1時間) |
4 | 成果の評価にかかわる諸問題 | 成果主義の事例に関する調査(1時間) |
5 | 年功賃金と定年制 | 年功賃金見直しの事例に関する調査(1時間) |
6 | 昇進と異動 | 昇進・異動の事例に関する調査(1時間) |
7 | 採用 | 近年の採用方法の事例に関する調査(1時間) |
8 | 人的資本投資 | 研修制度の事例に関する調査(1時間) |
9 | 解雇規制 | 解雇の判例に関する調査(1時間) |
10 | 制度的補完性と雇用システム | 雇用システムの国際比較に関する復習(1時間) |
11 | グループワーク(1):参考書をもとに日本の人的資源管理の課題を抽出 | 参考書を読んで課題発見の準備を行う(3時間) |
12 | グループワーク(2):理論枠組みや統計的手法を応用して課題の解決策を議論 | 解決策を提示するための調査(1時間) |
13 | プレゼンテーション:グループワークの成果を発表 | 成果発表のための準備(2時間) |
14 | まとめ | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
グループワークの参加状況と成果発表(50%),レポート(50%) |
前提科目 |
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後継科目 |
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教科書 |
指定しない |
参考書 |
大湾秀雄『日本の人事を科学する』日本経済新聞出版社,ISBN:978-4-532-32150-5 |
その他・注意事項 |
履修者数により授業内容を変更する場合がある。詳細は初回の授業で説明する。
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