科目名 (英語名) |
金融論
(Finance) |
担当教員 |
森澤 龍也 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
BIZ313 |
授業コード |
9904 |
単位 |
2 |
授業概要 |
「カネは天下のまわりもの」という言葉がある。われわれはお金があちらこちらへと回る金融システムの一員に組み込まれている。現代社会に生きるわれわれにとって、金融(ファイナンス)の知識は必須といえる。 この講義では、今後、金融経済の理解を深めるために必要とされる基礎的な思考の土台を提供する。 |
到達目標 |
①日本の金融システムはどのような特徴をもち、かつ、どのように機能しているのかを学ぶことができる。②金融問題に関連する記事・ニュースを理解するために必要な基礎知識を習得することができる。 |
スキルの育成方法 |
教室では、担当者による講義と受講者参加による演習を行う。また、教室外における受講者の主体的な学習(予習・復習・自主的研究)によって所定のスキルを修得することが期待できる。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 金融とは: 金融の基礎用語・金融取引の意義・日本の資金循環 | 事前:教科書1.1・1.2読解(1時間)事後:教科書1.1・1.2再読・問題演習(1時間) |
2 | 貨幣とは: 貨幣の歴史・貨幣の機能 | 事前:教科書1.3読解(1時間)事後:教科書1.3再読・問題演習(1時間) |
3 | 利子(金利)とは: 利子の源泉・金利の期間構造と金利裁定 | 事前:教科書1.4読解(1時間)事後:教科書1.4再読・問題演習(1時間) |
4 | 日本の金融市場: 金融市場の役割・日本の各種金融市場 | 事前:教科書2.1・2.2読解(1時間)事後:教科書2.1・2.2再読・問題演習(1時間) |
5 | 日本の金融機関①: 金融機関の存在意義・日本の金融組織の特徴 | 事前:教科書2.3・2.4読解(1時間)事後:教科書2.3・2.4再読・問題演習(1時間) |
6 | 日本の金融機関②: 銀行の健全性と自己資本比率規制 | 事前:教科書5.4読解(1時間)事後:教科書5.4再読・問題演習(1時間) |
7 | 金融取引とリスク移転: 直接金融・間接金融・金融仲介とリスク負担 | 事前:教科書3.1読解(1時間)事後:教科書3.1再読・問題演習(1時間) |
8 | 日本経済と金融システム①: 高度経済成長・金融自由化 | 事前:教科書3.2読解(1時間)事後:教科書3.2再読・問題演習(1時間) |
9 | 日本経済と金融システム②: 平成バブルの発生と崩壊 | 事前:教科書3.3読解(1時間)事後:教科書3.3再読・問題演習(1時間) |
10 | 日本経済と金融システム③: 不良債権問題と金融システムの動揺 | 事前:教科書3.3・3.4読解(1時間)事後:教科書3.3・3.4再読・問題演習(1時間) |
11 | 日本の金融政策①: 中央銀行の機能・金融政策の目的 | 事前:教科書6.1読解(1時間)事後:教科書6.1再読・問題演習(1時間) |
12 | 日本の金融政策②: 金融政策の手段・波及経路 | 事前:教科書6.2・6.3読解(1時間)事後:教科書6.2・6.3再読・問題演習(1時間) |
13 | 日本の金融政策③: 非伝統的金融政策 | 事前:教科書6.4読解(1時間)事後:教科書6.4再読・問題演習(1時間) |
14 | まとめ: 日本の金融システムの今後を考える | 事前:教科書の講義該当範囲の再確認(1時間)事後:教科書の講義該当範囲の総復習(1時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
講義中演習課題(教科書内容確認の予定):50% 定期試験(穴埋め式・論述の予定):50% |
前提科目 |
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後継科目 |
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教科書 |
森澤龍也『レクチャー&エクササイズ金融論』新世社(ISBN978-4-88384-222-3) |
参考書 |
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その他・注意事項 |
講義および講義中演習課題は教科書持参を前提に実施される。本講義の受講予定者は講義開始前に指定の教科書を入手したうえで参加されたい。
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