科目名 (英語名) |
観光・まちづくり演習a 【A1】
(Studio on Tourism and Community Planning (a)) |
担当教員 |
温井 亨 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
CDT254 |
授業コード |
5304 |
単位 |
2 |
授業概要 |
基礎演習bで習得したドローイングの技法を用いて、酒田に残る町家を調査します。とくに普通の半分の間口しかない半割屋について調べ、町家から建て替わった後も、都市の狭小敷地としての問題点を考えます。同時並行して、景観法や重要文化的景観と酒田市の取り組みについても学びます。以上を作品(A1の予定)としてまとめ、発表します。 |
到達目標 |
景観法や文化財保護法の重要文化的景観について理解すること。調査を通して町家を理解し、その魅力を語ることができ、都市建築について理解すること。 |
スキルの育成方法 |
スケッチによって建築と庭を表現する力をつけます。江戸時代の町絵図、地形図、住宅地図、地籍図を資料としますので、これらを読み活用するスキルを身につけます。発表会のプレゼンテーションで発信力を身につけます。基礎演習bで習得したスケッチの、Gimp、Drawのスキルを伸ばしていきます。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | ガイダンス 10/2、3時限 | |
2 | カルロ・スカルパのビデオ 10/2、4時限 | ビデオについてレポートを書く(事後学習4時間) |
3 | 町家と町並み現地見学 10/9 3時限 | |
4 | 町家と町並み現地見学 10/9 4時限 | 現地見学のまとめ(事後学習1時間) |
5 | 町家と町並みスケッチ発表会 10/16 3時限 | スケッチ等制作(事前学習5時間) |
6 | 町家と町並みスケッチ発表会 10/16 4時限 | |
7 | 講義:町家 10/23 3時限 | 資料を読む(事前学習8時間) |
8 | 調査の仕方 10/23 4時限 | 住宅地図に、町絵図、地籍図、地形図の情報を落とし込む(事後学習2時間) |
9 | 町家と半割屋(跡地、建て替え後含む)調査 10/30 3時限 | |
10 | 町家と半割屋(跡地、建て替え後含む)調査 10/30 4時限 | 調査結果のまとめ(事後学習5時間) |
11 | プレゼンテーション準備 11/13 3時限 | プレゼンテーション準備(事前学習5時間) |
12 | プレゼンテーション準備 11/13 4時限 | プレゼンテーション準備(事後学習10時間) |
13 | 発表会(講評) 11/20 | 作品修正(事後学習5時間) |
14 | 振り返り 11/20 4時限 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
ビデオレポート(割合1)、町家と町並みスケッチ(割合3)、最終作品(割合6)の合計で評価します。欠席は減点します。 |
前提科目 |
基礎演習b(ドローイング):ここで習得したスキルを前提に本演習は行います |
後継科目 |
観光・まちづくり演習b、プロジェクト型応用演習 |
教科書 |
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参考書 |
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その他・注意事項 |
基礎演習b(ドローイング)を修得していない人も履修できますが、同演習でスケッチ、Gimp、Drawなどのスキルを習得済みであることを前提に進めますから、その分頑張る必要があります。なお、本演習は学問的視点(建築学、造園学、都市計画)と、実務経験(建築設計事務所と都市計画事務所で、その後大学に移ってからの設計や計画の実務、まちづくり、町並み保存活動の実践)からの視点の双方から指導します。
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