科目名 (英語名) |
社会調査論a 【S1】
() |
担当教員 |
渡辺 暁雄 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
|
授業コード |
4501 |
単位 |
1 |
授業概要 |
何らかのテーマや問題関心に対応するための,「調べ⇒まとめ⇒発信する」という一連の能力。身近なところでは卒業論文やレポート作成のときに,そして将来,さまざまな仕事や地域生活の現場の中で必要となる。ここでは社会調査、特に「質的」な調査を行う上での基本的な技術や,調査の意義や注意について学ぶ。 |
到達目標 |
インタビュー等に代表される「質的」な社会調査の意義や,質的調査を行う上での方法・技術の基礎を身につけることを目標としている。 |
スキルの育成方法 |
・インタビューなどの実施と、その結果の文章化を通して、傾聴力、文章表現力、発信力といった基本的姿勢を学ぶ。|・対象の持つ課題を認識し、その解決を目指すことが調査の目的であり、一連の情報収集過程なのかで思考の柔軟性、主体的な判断力を身につけていく。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 社会調査とは何か——量的調査と質的調査 | [事前]「社会調査」にどんな種類があるか調べる(1時間)|[事後]量的調査と質的調査の違いを考察する(1時間) |
2 | 質的調査の初歩的実践——「自分史」を書いてみよう | [事前]「自分史」について調べる(1時間)|[事後]「自分史」実践から何が分ったか振り返る(1時間) |
3 | 質的調査を通しての自己と他者—台湾「原住」民族インタビューを通して | [事前]台湾の歴史について調べる(1時間)|[事後]「原住」民の日本に対する感情を想像する(1時間) |
4 | 質的調査を通しての「多元的リアリティ」の認識 | [事前]「真実」とは何か考える(1時間)|[事後]人間の主観的認識の多様性を再確認する(1時間) |
5 | 「シカゴ学派」の登場と社会学的フィールドワークの形成——生活記録・生活史・参与観察事始め | [事前]アメリカの「移民」について調べる(1時間)|[事後]シカゴ学派の実践を振り返る(1時間) |
6 | 考現学・生活文化論的調査の実践——食事スケッチ法 | [事前]「食事」は何のためにするのか考える(1時間)|[事後]食事スケッチ法後の食生活再考((1時間) |
7 | インタビュー項目づくりと実践 | [事前]友だちに聞きたいことを考えておく(1時間)|[事後]インタビュー実践して反省点は?((1時間) |
8 | | |
9 | | |
10 | | |
11 | | |
12 | | |
13 | | |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
|
成績評価基準 |
提出課題(自分史—3割、食事スケッチ法—3割、インタビュー調査—4割)による。 |
前提科目 |
社会学、統計学ab、文化人類学 |
後継科目 |
社会調査論 II |
教科書 |
使用しない。毎回レジュメを配布。 |
参考書 |
森靖雄『新版やさしい調査のコツ』大月書店,2005.ISBN978-4272330423|佐藤郁哉『フィールドワーク増訂版—書を持って街へ出よう』新曜社,2006.ISBN978-4788510302 |
その他・注意事項 |
Reaction Paperを用いて,次の講義でフィードバックを行う。なお,授業中における周囲の注意力を散漫にさせる行為(私語・出入室)をする者にはReaction Paperを配付しない(欠席扱い)。
|