科目名 (英語名) |
教育相談の理論と方法
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担当教員 |
齋藤 祐子 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
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授業コード |
3502 |
単位 |
2 |
授業概要 |
中学校あるいは、高等学校の教師となる際に必要な教育相談の知識について学ぶ。教育相談活動を適切に理解できるようになるための理論と事例を学ぶ。 |
到達目標 |
中学校・高等学校の生徒に関わる際の必要な生徒理解やその基底となる理論を理解し、教育相談の諸技法を身につけ、教育実習や生徒と関わる実際の活動に活かせるようになることを目標とする。 |
スキルの育成方法 |
諸理論については、教科書・文部科学省「生徒指導提要」・実践事例等によって学び、教育相談について主体的に考える。事例演習の際にはペア・グループによって話し合い活動を行い、傾聴力・柔軟性・協働力を養い学ぶ。小レポートにより問題状況を把握する力を養い、課題発見力・判断力・主体性を高める。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 教育相談の理論と方法についての学習計画と教科書の確認教育相談の意義理解(生徒指導提要(文科)・学び続ける教師(山形県) | 生徒指導提要P99の復習(1時間)教科書 Ⅰ章の予習(30分) |
2 | Ⅰ章 教師に求められる臨床的視点 教育相談の担い手として事例演習① | 事例演習①の要点を復習(30分)事例演習②の予習(30分) |
3 | Ⅱ章 子どもの発達課題と教育相談事例演習② | 生徒指導提要P170〜の復習(1時間)教科書 Ⅲ章の予習(30分) |
4 | Ⅲ章 学校現場における「問題行動」と教育相談「問題行動とは」グループ討議 | 生徒指導提要P162・205〜の復習 (1時間) |
5 | Ⅲ章 学校現場における「問題行動」と教育相談事例演習③「不登校対応」ペア演習 | 演習後の感想・気づいたことをまとめる (1時間) |
6 | Ⅳ章 特別支援教育と教育相談実践事例から(自分の学校時代の体験からグループ討議) | 教科書 Ⅳ章の復習(30分) |
7 | Ⅳ章 特別支援教育と教育相談発達障害の理解 | 課題=「生徒理解に大切なこと」の計画を立て、これまで学んだことのキーワードを洗い出す。(1時間) |
8 | Ⅴ章 予防・開発的取り組みと教育相談 | 教科書 Ⅴ章の復習(30分)教科書 Ⅵ章の予習(30分) |
9 | Ⅵ章 教師への支援と教育相談「学び続ける教師(山形県教委)」・教育法規から学ぶ | 教育法規の役割について復習(30分)教科書 Ⅶ章の復習(30分) |
10 | Ⅶ章 保護者への支援と教育相談事例演習④ | 事例演習(保護者対応)での感想(30分)教科書 Ⅷ章の予習(30分) |
11 | Ⅷ章 校内の相談システムと教育相談学校経営組織図(例)・教育相談構想図から学ぶ | Ⅸ章の予習(SCとは、SSWとは)(1時間) |
12 | Ⅸ章 SC・SSWの教育相談実践経験者から聞く | 実践経験者から学んだ感想・気づいたことをまとめる。(30分)Ⅹ章の予習(30分) |
13 | Ⅹ章 専門機関との支援ネットワークと教育相談教育相談構想図 | 課題=「教師にとっての教育相談」の計画を立て、これまで学んだことのキーワードを洗い出す。(1時間) |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
事例演習の発表10%、コメントシートからの発表10%、小レポート4月(10%)・5月(10%)・6月末(20%)計40%、最終レポート(7月末)40% |
前提科目 |
教育心理学・生徒指導論・進路指導論 |
後継科目 |
教育実習 |
教科書 |
「よくわかる教育相談」春日井敏之・伊藤奈美子(編)ミネルヴァ書房 ※その他必要資料は授業時に配付する。 |
参考書 |
文部科学省「生徒指導提要」 山形県教育委員会「学び続ける教師」 |
その他・注意事項 |
受講生は各回とも予習・復習を心掛けること。すべての提出物について採点するので、コメントシートなどの普段の課題も十分に時間をかけて取り組むこと。
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