科目名 (英語名) |
障害者福祉論
(Welfare for the Disabled) |
担当教員 |
澤邉 みさ子 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
CBC235 |
授業コード |
2505 |
単位 |
2 |
授業概要 |
本講義では、まず障害者福祉論の基礎となる障害・障害者の概念(「障害」とは何か、「障害者」とは誰のことか)、障害者福祉をとりまく理念、障害者の実態について学ぶ。これらのことを踏まえた上で、わが国の障害者福祉の歴史、現在の障害者福祉の法制度とサービスの体系について学び、障害者福祉における現状と課題について考える。 |
到達目標 |
1.障害者福祉についての基礎的な知識を習得する。|2.資料等や外部講師からの講義を通して、庄内地域の障害者福祉の現状を知る。|3.資料等に基づいて、障害者福祉の課題について考えられるようになる。 |
スキルの育成方法 |
さまざまな資料(統計データ、新聞記事、映像資料等)を用いて「日本の動きへの関心」を養いつつ、制度の歴史、制度の説明、背景にある考え方等について理解する。その上で、ミニレポートの作成やコメントペーパーへの記述によって授業の振り返りを行い、障害問題、障害者福祉の課題について考える(課題発見力)。また、ミニレポートやコメントペーパー、定期試験の論述問題を通して文章表現力を身に付ける。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 障害についての考え方(「障害」とは何か、「障害者」とは誰のことか、国際生活機能分類、障害者の定義) | 資料を読んで課題を作成・提出する(2時間) |
2 | 障害をめぐる理念 | 資料を読んで課題を作成・提出する(2時間) |
3 | 障害者福祉の歴史・動向 | ミニレポートの作成(3時間) |
4 | 障害者福祉に係る法制度 | プリントの内容に沿った復習(2時間) |
5 | 障害者の実態 | プリントの内容に沿った復習(2時間) |
6 | 障害者総合支援法(1)法の目的、支給決定のプロセス、財源の負担 | ミニレポートの作成(3時間) |
7 | 障害者総合支援法(2)障害福祉サービス、障害児に対する支援、補装具、自立支援医療 | プリントの内容に沿った復習(2時間) |
8 | 障害者総合支援法(3)地域生活支援事業、苦情解決制度、障害福祉計画 | プリントの内容に沿った復習(2時間) |
9 | 障害者総合支援法(4)組織及び団体の役割 | プリントの内容に沿った復習(2時間) |
10 | 障害者総合支援法(5)専門職の役割と意義、専門職の業務 | プリントの内容に沿った復習(2時間) |
11 | 障害者総合支援法(6)多職種連携 | プリントの内容に沿った復習(2時間) |
12 | 障害者に関連する法律・制度 | ミニレポートの作成(3時間) |
13 | 障害者福祉の課題/庄内地域における障害者とその生活の実際(外部講師)/講義内容のまとめ | プリントの内容に沿った復習(2時間)|講義全体の復習(1時間) |
14 | 定期試験 | 定期試験のための復習(2時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
|
成績評価基準 |
第1回・第2回の課題:10%、毎回のコメント:10%、ミニレポート(2回):20%、最終レポート:60%(毎回のコメント、ミニレポートは授業中に紹介することでフィードバックします。最終レポートは採点後、希望者に返却します。)| |
前提科目 |
地域福祉論a、雇用政策論 |
後継科目 |
|
教科書 |
教科書は使用しません(毎回、プリントを配布)。 |
参考書 |
社会福祉士養成課程編集委員会編『障害者に対する支援と障害者自立支援制度【第6版】』(新・社会福祉士養成講座(14))、中央法規出版、2019年、ISBN 978-4-8058-5808-0 |
その他・注意事項 |
・定期試験の解答用紙は採点後、返却します。|・ミニレポートを出題する回は変更することがあります(事前に予告します)。|・障害問題を考えることは、社会のあり方を見つめなおすことにもなります。授業中の質問やコメントペーパーを活用しての授業内容に対する意見・感想を歓迎するので、この授業を通して、障害と社会について考えてみましょう。
|