AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
  
教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
  
地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
実務家 〇 
科目名
(英語名)
風景のデザインb 【A2】 (Landscape Design (b))
担当教員 温井 亨
開講時期 秋学期
科目ナンバー CDT252
授業コード 2364
単位 1
授業概要 建築史と庭園史の入門です。前半はヨーロッパを、後半は日本を扱います。文学や美術、音楽は、高校までに親しむ機会がありました。しかし建築や庭は、これまで接したことがないと思うかも知れませんが、実は皆さんの暮らしの場として一番身近なものです。他の芸術と違い、内部を歩き廻れるのも特徴で、それは楽しい経験ですから観光の中心となっています。他の科目と違い感性が大事です。感性を磨いてください。そしてまずは好きな建築か庭を見つけてください。スライドを使って進めますので前の方に座るように! 
到達目標 社寺について、そこにちなむ故事来歴ではなく、建築や庭そのものの空間的特徴に即して解説できるようになること。日欧の建築や庭について、時代と様式、その背景にある時代精神、細部の特徴について、理解し魅力を感じとれること。以上はミシュランなど海外の観光ガイドブックの基本内容でもあり、また海外の人たちには基本的な教養となっています。 
スキルの育成方法 毎回小レポート課題を出しますので、それを図書館等で自ら調べ、好きな建築や庭、建築家を見つけてください。西洋建築・庭園史、日本建築・庭園史の年表による試験をしますので、大きな流れを覚えます。授業は端緒にすぎないので本を読んでレポートを書いてもらいます。単位修得後も折を見て本を読んで下さい。建築や庭を見るスキルはそうして初めて見に付きます。 
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1ヨーロッパの建築と庭園(古代ギリシャ、ローマ)小レポート1時間、読書課題3時間(事後学習) 
2ヨーロッパの建築と庭園(ロマネスクからルネサンス)小レポート1時間、読書課題3時間(事後学習)
3ヨーロッパの建築と庭園(マニエリスモとバロック)小レポート1時間、読書課題3時間(事後学習)
4日本の建築と庭園(古代)小レポート1時間、読書課題3時間(事後学習)
5日本の建築と庭園(中世)小レポート1時間(事後学習)
6日本の建築と庭園(近世)小レポート1時間(事後学習)
7振り返り。まとめ(試験)。試験準備(事前学習)6時間 
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受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 小レポート1、読書レポート1、試験2の割合で合算する。授業の欠席は減点。
前提科目 |日本史a、日本史b、西洋史a、西洋史b、風景のデザインa(後から取っても良い)
後継科目 英国庭園文化論、地域観光資源論 
教科書
参考書 タウト『日本美の再発見』岩波新書、アルガン『ブルネッレスキ』鹿島出版会、他。授業中にリスト配布。
その他・注意事項

休暇中に奈良や京都に行って建築と庭を実際に見てください。将来はヨーロッパに行って、建築や庭園、都市を経験してください。なお、本講義は学問的視点(建築史、造園史)に加え、実務経験(建築設計事務所と都市計画事務所で、その後大学に移ってからの設計や計画の実務、まちづくり、町並み保存活動の実践)からの視点を加味して行います。