科目名 (英語名) |
教育原理
(Principles of Education) |
担当教員 |
白旗 希実子 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
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授業コード |
2218 |
単位 |
2 |
授業概要 |
教職関係の諸科目の基礎となる、教育に関する基本的概念について学ぶ。教育の理念にはどのようなものがあり、教育の歴史や思想において、それらがどのように現われてきたかについて学ぶとともに、これまでの教育及び学校の営みがどのように捉えられ、変遷してきたのかを理解する。 |
到達目標 |
教育に関する諸概念並びに教育の本質及び目標、教育を成り立たせる要素とそれらの相互関係を理解している。教育の歴史、近代教育制度の成立と展開を理解するとともに、現在の教育課題を歴史的な視点から考えることができる。教育の思想を理解している。 |
スキルの育成方法 |
事前・事後学習、提出課題の作成に取り組むこと、講義をしっかりと聞き、内容を理解すること、毎時の確認テストにおいて到達度を各自確認すること、講義を振り返ることで育成される。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 西洋の教育の歴史と思想(1) ソクラテス プラトン コメニウス | 古代の教育について考える、復習・各2h |
2 | 西洋の教育の歴史と思想(2) ロック ルソー | 中世の教育について考える、復習・各2h |
3 | 西洋の教育の歴史と思想(3) ルター ラトケ ジェファーソン コンドルセ | 革命期の教育について考える、復習・各2h |
4 | 西洋の教育の歴史と思想(4) ペスタロッチ フレーベル ヘルバルト | ペスタロッチ・フレーベルについて調べる、復習・各2h |
5 | 西洋の教育と歴史と思想(5) オーエン エレン・ケイ ケルシェンシュタイナー | 課題(1)、復習・各2h |
6 | 西洋の教育と歴史と思想(6) モンテッソーリ シュタイナー デューイ | 近現代の教育思想について調べる2h、復習2h |
7 | 現代教育の歴史と思想 クループスカヤ ブルーム ブルーナー ラングラン | 教育の歴史・思想に関する本を読む3h、復習2h |
8 | 教育の理念 | 読書報告の作成3h、復習2h |
9 | 日本の教育思想と学校の歴史(1) 近世の教育 学校教育制度の成立 | 読書報告の完成、復習・各2h |
10 | 日本の教育思想と学校の歴史(2) 近代的学校教育制度の整備 | 課題(2)3h、復習2h |
11 | 日本の教育思想と学校の歴史(3) 大正新教育運動 戦時下の教育 | 新教育運動について調べる3h、復習2h |
12 | 日本の教育思想と学校の歴史(4) 戦後日本の教育改革 | 課題(3) 3h、復習2h |
13 | 現代日本の教育課題 | 現代日本の教育問題について考える、復習・各2h |
14 | 定期試験 | 試験に向けた学習・5h |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
読書課題30点分、課題学習(3回提出、各5点)15点、定期試験55点分。 |
前提科目 |
教職入門、教育心理学、教育学 |
後継科目 |
各教科の指導法 |
教科書 |
テキストは指定しない。必要に応じてプリントを配布するので、ファイルしておくこと。 |
参考書 |
コメニウス、井ノ口淳三訳『世界図絵』平凡社ライブラリー、1995年、ロック、服部知文訳『教育に関する考察』岩波文庫、1967年など。講義内で随時、紹介する。 |
その他・注意事項 |
教職課程履修者の必修科目である。
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