AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
  
教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
  
地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
 〇 
実務家  
科目名
(英語名)
雇用政策論 (Employment Policy)
担当教員 澤邉 みさ子
開講時期 秋学期
科目ナンバー COM115
授業コード 2158
単位 2
授業概要  「働く」ことは私たちの生活の重要な構成要素の一つであり、「働く権利」は憲法でも保障されている。しかし、現代にはさまざまな就労問題があり、それが「生きにくさ」にもつながっている。本講義では、労働市場の動向や就労に関わる制度について学んだ上で、障害者、低所得者を対象にしたものを中心に、就労支援サービスの内容、関係する組織・団体、就労支援を推進する専門職等について学ぶ。
到達目標 1.労働市場の変化と労働に関する法律・制度について学ぶ。|2.障害者、低所得者を対象にした就労支援サービスについての基礎的な知識を習得する。|3.資料を通して就労支援サービスにおける課題について考えられるようにする。 
スキルの育成方法  さまざまな資料(統計データ、新聞記事、映像資料等)を用いて「日本の動きへの関心」を養いつつ、就労支援の制度の説明、背景にある考え方等について理解する。その上で、ミニレポートの作成やコメントペーパーへの記述によって授業の振り返りを行い、就職困難者の現状と、就労支援サービスの課題について考える(課題発見力)。また、ミニレポートやコメントペーパー、定期試験の論述問題を通して文章表現力を身に付ける。 
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1働くことの意味と雇用政策/労働市場と雇用政策労働問題、就労問題についての新聞記事を探す(1時間)|働くことについて自分の考えを整理する(1時間)
2労働法規の動向と就労支援に係る法律プリントの内容に沿った復習(2時間)
3労働者災害補償保険と雇用保険プリントの内容に沿った復習(2時間)
4非正規雇用と雇用政策ミニレポートの作成(3時間)
5障害者に対する就労支援(1)雇用率と納付金制度、特例子会社プリントの内容に沿った復習(2時間)
6障害者に対する就労支援(2)障害者総合支援法と福祉的就労ミニレポートの作成(3時間)
7障害者に対する就労支援(3)特別支援学校の就労支援/諸外国における取組みプリントの内容に沿った復習(2時間)
8障害者に対する就労支援(4)支援における組織と専門職プリントの内容に沿った復習(2時間)
9低所得者に対する就労支援(1)生活保護受給者に対する就労支援プリントの内容に沿った復習(2時間)
10低所得者に対する就労支援(2)ひとり親に対する就労支援プリントの内容に沿った復習(2時間)
11低所得者に対する就労支援(3)ホームレス等に対する就労支援/専門職の役割ミニレポートの作成(3時間)
12低所得者に対する就労支援(4)生活困窮者自立支援制度プリントの内容に沿った復習(2時間)
13就労支援の連携と実際/さまざまな働き方への支援/講義内容のまとめプリントの内容に沿った復習(2時間)|講義全体の復習(1時間)
14定期試験定期試験のための復習(2時間)

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 毎回のコメントペーパー:10%、ミニレポート:15%、定期試験:75%
前提科目
後継科目 障害者福祉論、公的扶助論
教科書 教科書は使用しません(毎回、プリントを配布)。
参考書 社会福祉士養成講座編集委員会編『就労支援サービス【第4版】』(新・社会福祉士養成講座(18))、中央法規出版、2016年、ISBN 978-4-8058-5304-7 
その他・注意事項

・定期試験の解答用紙は採点後、返却します。|・就労は皆さんを含め多くの人にとって身近な問題です。何らかの理由で「働きたいのに働けない」という事態が生じたときに、また、働くなかでトラブルに見舞われたときに、それをどのように解決していけばよいのか、という視点で就労支援サービスを考えてみてください。