科目名 (英語名) |
社会保障論 II 【A2】
(Social Security II) |
担当教員 |
阿部 公一 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
POL214 |
授業コード |
1554 |
単位 |
2 |
授業概要 |
社会保障の政策センス(デザイン力)を身に付けるためには、社会保障の理念や体系がどうあるべきなのかを考えていかなければなりません。本科目では、史的分析から理論を構築することにより、現代社会における社会保障の理念や体系の在り方を考察していきます。特に、社会保障体系において、全国民を対象にした公的医療保険が必要なのかどうかを考えていきます。 |
到達目標 |
社会保障の理念や体系の在り方を理解することにより、社会保障の政策センスを身に付けることを目標とします。特に、公的医療保険の在り方に関する問題意識を高めます。 |
スキルの育成方法 |
授業内容を800字程度にまとめる事後学修やコメントペーパーへの振り返り等を通じて、「論理的思考力」のスキルを高めます。「論理的思考力」のスキルを高めることにより、授業内容への理解度が深まります。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | スタディ・ガイダンス/社会保障論 IIを通じて学ぶべきこと/社会保障論 Iの復習 | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間) |
2 | イギリスにおける貧困問題の捉え方の変化 | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
3 | ウェッブ夫妻のナショナル・ミニマム論(1)(初期的な段階) | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
4 | ウェッブ夫妻のナショナル・ミニマム論(2)(発展的な変化) | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
5 | アメリカ社会保障法の成立(1)(成立の背景と制定過程) | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
6 | アメリカ社会保障法の成立(2)(社会保障体系の特徴と問題点) | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
7 | アメリカにおける民間医療保険の問題点(映画『ジョンQ』を題材に) | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
8 | 日本における社会保障の構想(1)(憲法第25条と社会保障の基本的理念) | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
9 | 日本における社会保障の構想(2)(1950年勧告による社会保障の構想) | 授業を振り返り、その内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材(穴埋め式)で理解度を確認する(1時間) |
10 | 社会保障体系における社会保険(1)(日本の社会保険) | 授業内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材で理解度を確認する(1時間)/定期試験に向けた準備(2時間) |
11 | 社会保障体系における社会保険(2)(社会手当、生活保護、民間保険との相違) | 授業内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材で理解度を確認する(1時間)/定期試験に向けた準備(2時間) |
12 | 日本の公的医療保険 | 授業内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材で理解度を確認する(1時間)/定期試験に向けた準備(2時間) |
13 | 酒田市の国民健康保険−国民健康保険の都道府県単位化 | 授業内容を800字程度にまとめる(2時間)/復習用教材で理解度を確認する(1時間)/定期試験に向けた準備(2時間) |
14 | 定期試験 | 再度、定期試験問題を復習する(2時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
|
成績評価基準 |
客観式を中心にした筆記試験(100点)により評価します。なお、事後学修等を通じたスキル達成の修得が著しい場合には、筆記試験の点数の一の位を繰上げて評価します(例:74点⇒80点)。単位認定の前提条件に関しては、初回の授業時にお伝えします。 |
前提科目 |
「社会保障論 I」は必須 |
後継科目 |
「公的年金論」、「政策入門」 |
教科書 |
講義資料を配布します。 |
参考書 |
参考文献等に関しては、その都度必要に応じて紹介します。 |
その他・注意事項 |
定期試験終了後、模範解答を公開しますので、不正解の問題を再度解き直してください。また、定期試験の答案用紙を返却しますので、返却希望者は申し出てください。
|