AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
  
教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
 ○ 
地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
実務家  
科目名
(英語名)
自然地理学b (Physical Geography (b))
担当教員 澤 祥
開講時期 秋学期
科目ナンバー SLA163
授業コード 1452
単位 2
授業概要 地震・火山噴火そして風水害が頻繁に発生する日本で暮らすためには,地形の知識は不可欠である.本授業では,中学校・高校社会科「地理」の自然地理学分野で気候に次いで重要である地形学の基礎的な部分を扱う.
到達目標 中学校・高校社会科「地理」教科書で扱われている地形分野の内容と,その背後にある地形学の基礎的な考え方を理解できる様になる.中学・高校社会科の地形分野の授業が行える程度の知識を身に付ける.
スキルの育成方法 地表の形態である地形が異なるのは,その形成要因と過程が違うからである.地元(日本・山形県・庄内地方)の地形を紹介しながら,地形形成の過程を論理的思考で考えていく.
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1地形・地形学とは何か.地形学の基本的な考え方.[事前]事典で地形を調べる.[事後]配布資料の内容を参考書等で復習する.(計2時間)
2地球表面の概観と地形変化の主な概念1.地球の姿と地表形態.[事前]事典・参考書で地球表面の形態を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
3地球表面の概観と地形変化の主な概念2.変化する地形.[事前]事典・参考書で地形発達史を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
4地表形態と地形の年代1.地形面と地形型.地形の見方.[事前]事典・参考書で地形面を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
5地表形態と地形の年代2.地形の新旧と年代の識別方法.[事前]事典・参考書で地質時代を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
6地形物質の組成.地形を作る物質種類と性質.地形を作る力への反応.[事前]事典・参考書で岩石の種類を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
7地形を作る力1.内作用とプレートテクトニクス.「事前]事典・参考書でプレートテクトニクスを調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
8地形を作る力2.内作用.変動地形,火山活動による地形.[事前]事典・参考書で変動地形を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
9地形を作る力3.外作用.風化作用・重力地形.[事前]事典・参考書で外作用を調べる.(1時間)[事後]配布資料の内容を復習する.(1時間)
10地形を作る力4.外作用.流水が作る侵食・堆積・溶食・氷河地形.[事前]事典・参考書で堆積地形を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
11地形を作る力5.外作用.風が作る地形・海岸地形・人間による地形の改変.[事前]時点で・参考書で海岸地形を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
12地元と日本の地形1.庄内平野の活断層と地震環境.[事前]事典・参考書で活断層を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
13地元と日本の地形2.活火山:鳥海山.日本の火山.[事前]事典・参考書で鳥海山を調べる.[事後]配布資料の内容を復習する.(計2時間)
14定期試験

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 課題レポート(30%):A4版レポート用紙3?4枚程度と,定期試験(70%):論述式3?4題をもとにして総合的に評価する.
前提科目 自然地理学a
後継科目
教科書 特定の教科書は使用せず,必要に応じて資料を配布する.
参考書 貝塚爽平(1998):『発達史地形学』(東京大学出版会,ISBN978-4-13-060720-9)
その他・注意事項

授業に主体的に参加して欲しい.その場にいるだけでは授業は理解できない.自ら聞こうとする姿勢が,全てを決する.理解できなかった点や疑問は,授業後に質問をして解決することが必要である.