科目名 (英語名) |
経済学特論a 【S1】
(Microeconomics (a)) |
担当教員 |
三木 潤一 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
BIZ311 |
授業コード |
1411 |
単位 |
2 |
授業概要 |
経済学は単に机上の学問ではなく、現実の複雑な経済現象の本質を理解するために欠かせない。本講義の目的は、わが国が直面している様々な問題を考える際の手がかりとして、ミクロ経済学の分析枠組みを把握し、経済学の発想を身につけることにある。「経済学特論a」(ミクロ経済学)では、個々の家計や企業の行動を分析し、市場の働きとその限界について考える。 |
到達目標 |
1.現実の経済現象を理解するためのツールとして、ミクロ経済学(上級レベル)の分析枠組みを獲得する。| 2.獲得したミクロ経済学の分析枠組みを用いて現実の経済現象を説明し、ツールの有用性と限界を知る。 |
スキルの育成方法 |
経済学の考え方を身に付けるためには、問題練習等を通じて自ら考えることが重要であるため、基本的な概念・理論の説明、問題練習、問題の解説という流れで講義を行う。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 消費者行動の理論(その1):限界分析、最適消費 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
2 | 消費者行動の理論(その2):所得効果と代替効果 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
3 | 企業行動の理論(その1):生産関数、費用関数と供給曲線 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
4 | 企業行動の理論(その2):技術的限界代替率 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
5 | 企業行動の理論(その3):長期の費用関数と供給曲線 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
6 | 1〜5の復習とまとめ、中間試験 | 1〜5の復習をする(3時間) |
7 | 市場均衡(その1):部分均衡分析 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
8 | 市場均衡(その2):一般均衡モデル | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
9 | 市場均衡(その3):エッジュワースの箱 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
10 | ゲーム理論(その1):同時手番のゲームとナッシュ均衡 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
11 | ゲーム理論(その2):時間を通じたゲームと戦略の信頼性 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
12 | 共同体の論理 対 市場の論理、補償原理と社会正義 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
13 | 7〜12の復習とまとめ | 7〜12の復習をする(3時間) |
14 | 期末試験 | 定期試験のための総復習をする(4時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
中間試験30%、期末試験70%で評価する。| 中間試験については解答・解説を行う。 |
前提科目 |
「経済学」、「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」 |
後継科目 |
「経済学特論b」 |
教科書 |
神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社(ISBN:978-4535557567)。 |
参考書 |
講義中に適宜指示する。 |
その他・注意事項 |
前提科目のうち特に「ミクロ経済学」を履修済みでない場合は、本科目の教科書である神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社の1-115、157-196、257-274、288-302頁の内容を前提に講義するので、事前に理解しておくこと。
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