科目名 (英語名) |
自然地理学a
(Physical Geography (a)) |
担当教員 |
澤 祥 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
SLA162 |
授業コード |
1409 |
単位 |
2 |
授業概要 |
大気現象と人間生活との関連を扱う.ある場所での大気の状態を1年間の変化の中で捉えたのが気候である.本授業では小・中・高校社会科「地理」の自然分野において最重要である気候学関連の基礎的部分を教授する. |
到達目標 |
大気現象・気候について日常生活での中で気付けるようになる.中学校・高校社会科「地理」の気候分野を理解し,授業が行える程度の知識を持つ. |
スキルの育成方法 |
暑い寒い,雨が多い少ない,風が強い弱い,当たり前に思っている大気現象に存在する因果律を解説し,論理的思考力を涵養する.庄内の気候に関するレポートを課し,地域への関心を育む. |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 地理学・自然地理学とは何か.地理学・自然地理学の基本的考え方. | [事前]地理学を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で調べ復習する.(計2時間) |
2 | 気候学とは何か.気候・天気・天候・気象. | [事前]気候学を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
3 | 気候要素と気候因子1.大気の何に注目するのか.気温や降水量の違いを産む原因. | [事前]気候要素を事典等で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
4 | 気候要素と気候因子2.気温(気温を決める原因). | [事前]気温を事典等で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
5 | 気候要素と気候因子3.気温(気温の違いを産む原因). | [事前]世界の気温分布を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
6 | 気候要素と気候因子4.風(風とは何か.風のはたらき). | [事前]風を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
7 | 気候要素と気候因子5.風(地球規模の風.大気の大循環). | [事前]大気大循環を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
8 | 気候要素と気候因子6.降水量(雨が降る原理.降水量の多寡を決める原因). | [事前]降水の原理を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
9 | 気候区分1.気候区分とは何か.成員的区分と結果的区分. | [事前]気候区分を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
10 | 気候区分2.植生をもとに分類したケッペンの気候区分.世界の気候区分. | [事前]ケッペンの気候区分を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
11 | 気候区分3.ケッペンの気候区分の方法. | [事前]ケッペンの気候区分法を事典で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
12 | 気候区分4.ケッペンの気候区分の演習. | [事前]前回の演習問題を復習する.[事後]新たに配布された演習問題を復習する.(計2時間) |
13 | 日本・山形県の気候区分・気候景観 | [事前]気候景観を事典等で調べる.[事後]配布資料を参考書・事典等で復習する.(計2時間) |
14 | 定期試験 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
課題レポート(30%):A4版レポート用紙3?4枚程度と,論述式およびケッペンの気候区分の識別をもとにして総合的に評価する. |
前提科目 |
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後継科目 |
自然地理学b |
教科書 |
特定の教科書は使用せず,必要に応じて資料を配布する. |
参考書 |
仁科淳二(2014):『やさしい気候学』(古今書院.ISBN978-4-7722-8506-3). |
その他・注意事項 |
授業に主体的に参加してほしい.その場にいるだけでは授業は理解できない.自ら聞こうとする姿勢が全てを決する.理解できなかった点や疑問点は,授業後に質問をして解決することが必要である.
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