科目名 (英語名) |
基礎演習a (神田)
(Basic Seminar (a)) |
担当教員 |
神田 直弥 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
SLA101 |
授業コード |
1401 |
単位 |
2 |
授業概要 |
自転車利用者は近年増加傾向にあるが走行空間の整備は十分に進んでおらず、車道、歩道の双方を走行する状況が見られる。本演習では「自動車」「自転車」「歩行者」の三者の立場から自転車の走行すべき場所について議論し、三者が納得できるような解決策を検討することを第1のテーマとする。その上で、自転車利用を推進すべきかどうかについて、諸外国の事例も踏まえて検討することを第2のテーマとする。これらの学修活動を通して、議論の方法やレポートの書き方等、今後の大学生活を送る上で必須となるスキルを獲得する。 |
到達目標 |
[1]感想文とレポートの違いを理解し、正しくレポートを書くことができる。|[2]グループワークの方法を理解し、他者と協力して作業を行うことができる。 |
スキルの育成方法 |
・レポート作成を通して文章表現力を育成する。|・発表機会を複数設けることを通して発信力を育成する。|・グループワークにおける意見交換を通して批判的思考力と感情制御力を育成する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | アイスブレイク・アドバイザー面談|自転車がどこを走ればよいか迷う事例(導入) | 【事後】自転車が走行方法を迷う他の事例の検討(1時間) |
2 | プレゼンテーションに関連するゲーム|プレゼンテーションとスピーチの違い|1分間プレゼン(自転車はどこを走るべきか) | 【事前】1分間プレゼンの準備(1時間)|【事後】良いプレゼンテーションについて自分なりに整理(1時間) |
3 | 「自動車」「自転車」「歩行者」の主張の検討|三角ロジックを用いた主張の整理 | 【事前】「自動車」「自転車」「歩行者」の主張の検討(1時間)|【事後】三角ロジックの他場面での活用(1時間) |
4 | 自転車関連事故の統計データ確認 | 【事前】自転車の交通事故類型の検討(30分)|【事後】フィールドワークの準備(1時間) |
5 | フィールドワーク(自転車の走行状況調査)|※通常授業とは異なる時間に実施する可能性有 | 【事後】フィールドワーク結果の整理(1時間) |
6 | 調査結果のまとめ|レポート作成方法と著作権 | 【事後】レポート作成と発表準備(3時間) |
7 | レポートの発表(自転車はどこを走るべきか) | 【事後】レポート、発表の振り返り(30分) |
8 | 諸外国における自転車活用事例 | 【事前】諸外国の取り組み事例の調査(1時間)|【事後】自転車利用を推進すべきか検討(1時間) |
9 | 図書館ツアー(OPAC、論文データベース利用方法)|資料検索 | 【事後】資料を読む、自転車利用を推進すべきか検討(2時間) |
10 | 自転車走行空間整備事例 | 【事後】資料を読む、自転車利用を推進すべきか検討(2時間) |
11 | 公共交通と自転車シェアリング | 【事後】資料を読む、自転車利用を推進すべきか検討(2時間) |
12 | 自転車利用に伴う諸問題 | 【事後】資料を読む、自転車利用を推進すべきか検討(2時間) |
13 | レポート発表(自転車利用を推進すべきか)|基礎演習aの振り返り | 【事前】レポート作成と発表準備(3時間)|【事後】身に着けたこと、今後の課題の整理(1時間) |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
レポート2回(各3割)、レポートの発表(各1割)、授業への取り組み状況(2割)|レポート、発表についてはルーブリック(5段階評価の表)を用いた評価行う(評価基準を事前に提示する)。授業への取り組み状況については、発言に対するスタンプ数で評価する。 |
前提科目 |
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後継科目 |
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教科書 |
指定しない |
参考書 |
初回授業で参考書リストを配布する。 |
その他・注意事項 |
提出したレポートは添削してフィードバックする。|自転車が好きな人だけの履修になると意見が偏るので、自動車や歩行者の立場からの意見を持つ人も積極的に履修してほしい。
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