AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
  
教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
  
地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
 〇 
実務家  
科目名
(英語名)
公的扶助論 (Public Assistance)
担当教員 澤邉 みさ子
開講時期 春学期
科目ナンバー CBC236
授業コード 1212
単位 2
授業概要  公的扶助とは、国家の責任で生活困窮者の生活を保障する仕組みである。本講義では、まず現代の貧困問題とそれに向き合う公的扶助の理念と意義について理解を深める。その上で、わが国における公的扶助の中心的制度である生活保護制度の基礎的な知識(制度の仕組み、近年の動向など)、及び低所得者に対しての実際の支援について学ぶ。 
到達目標 1.生活保護制度・低所得者支援についての基礎的な知識を習得する。|2.資料を通して、生活保護制度をはじめとする低所得者支援の課題について考えられるようにする。 
スキルの育成方法  さまざまな資料(統計データ、新聞記事、映像資料等)を用いて「日本の動きへの関心」を養いつつ、公的扶助の歴史、制度の説明、背景にある考え方等について理解する。その上で、ミニレポートの作成やコメントペーパーへの記述によって授業の振り返りを行い、貧困問題と低所得者支援における課題について考える(課題発見力)。また、ミニレポートやコメントペーパー、定期試験の論述問題を通して文章表現力を身に付ける。
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1貧困問題と公的扶助—公的扶助の概念、現代における公的扶助の役割と意義資料を読んで、課題を作成・提出する(2時間)
2公的扶助の歴史(1)欧米の公的扶助の歴史資料を読んで課題を作成・提出する(2時間)
3公的扶助の歴史(2)日本の公的扶助の歴史ミニレポートの作成(3時間)
4生活保護の目的及び基本原理、原則プリントの内容に沿った復習(2時間)
5保護の種類と内容プリントの内容に沿った復習(2時間)
6被保護者の権利と義務/生活保護施設ミニレポートの作成(3時間)
7生活保護基準と最低生活水準の内容プリントの内容に沿った復習(2時間)
8生活保護制度の動向プリントの内容に沿った復習(2時間)
9生活保護制度における組織及び団体、専門職の役割/財源・予算プリントの内容に沿った復習(2時間)
10低所得者対策ミニレポートの作成(3時間)
11生活保護における相談援助活動プリントの内容に沿った復習(2時間)
12自立支援プログラムと生活困窮者自立支援制度プリントの内容に沿った復習(2時間)
13低所得者支援の課題/講義内容のまとめプリントの内容に沿った復習(2時間)|講義全体の復習(1時間)
14定期試験定期試験のための復習(2時間)

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 第1回・第2回の課題:10%、毎回のコメント:10%、ミニレポート(2回):20%、最終レポート:60%(毎回のコメント、ミニレポートは授業中に紹介することでフィードバックします。最終レポートは採点後、希望者に返却します。)
前提科目 地域福祉論a、雇用政策論
後継科目
教科書 教科書は使用しません(毎回、プリントを配布)。|
参考書 社会福祉士養成講座編集委員会編『低所得者に対する支援と生活保護制度【第5版】』(新・社会福祉士養成講座(16))、中央法規出版、2019年、ISBN 978-4-8058-5810-3 
その他・注意事項

・定期試験の解答用紙は採点後、返却します。|・ミニレポートを出題する回は変更することがあります(事前に予告します)。|・生活保護制度は社会保障・社会福祉の「最後の砦(とりで)」と言われています。私たちにとって生活保護制度が存在する意義について、この授業を通して一緒に考えていきましょう。