科目名 (英語名) |
プロジェクト型応用演習2 (年金広報戦略プロジェクト)(2019年)
(Project Based Seminar 2) |
担当教員 |
阿部 公一 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
ASC322 |
授業コード |
7752 |
単位 |
2 |
授業概要 |
【大学生の視点から年金広報について考える】国民年金保険料の年齢階級別納付率を確認すると、年齢が若いほど低い傾向にあり、その中でも「25〜29歳」階級が谷底になっています(厚労省資料より)。本演習では、若年層の保険料未納問題を地域共通の社会的課題として捉え、大学生の視点から、解決の糸口となる広報媒体(映像や教材等)を制作し、公益大からの提言や情報発信を試みます。阿部ゼミ学生が本演習をサポートします。 |
到達目標 |
大学生の視点から、年金広報の戦略を立案するスキルを身に付けます。また、立案した戦略を発信するための効果的なプレゼン力を身に付けます。 |
スキルの育成方法 |
チームで、年金広報の成果物を制作していく過程や、立案した戦略を発信するためのプレゼンを繰り返す訓練を通じて、下記のスキルを育成していきます。特に、リーダーシップの構成要素となるスキルを高めていきます。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 国民年金加入行動啓発プロジェクト2019の振り返り/本演習の方針やチーム編成等 | これまでに発信してきた動画を視聴し、各個人でその戦略を分析して、レポートにまとめてくる(2時間) |
2 | チーム発表及びディスカッション①(YouTube等の公的年金動画を通じて発信されている内容やイメージに関して) | YouTube等で発信されている年金動画について、各個人で分析し、レポートにまとめてくる(6時間) |
3 | チーム発表及びディスカッション②(若年層の保険料未納問題や、公的年金制度に付随する負のイメージや誤解に関して) | 保険料未納問題や付随する負のイメージ関して、各個人で分析し、レポートにまとめてくる(6時間) |
4 | チーム発表及びディスカッション③(厚労省年金局による年金教育用アプリ「ねんきん情報アプリ」による年金広報に関して) | 「ねんきん情報アプリ」を活用し、内容や広報に関して、各個人で分析し、レポートにまとめてくる(8時間) |
5 | チームによるグループワークを通じた年金広報媒体の企画立案 | 年金広報媒体の企画立案に関して、各個人でレポートにまとめてくる(6時間) |
6 | 制作する年金広報媒体の戦略に関するチーム発表 | 各チームの企画立案を参考に、広報媒体の企画を修正してくる(4時間) |
7 | 制作への取り組み①(作業工程の確認や役割分担の確認を踏まえて) | 各チームで作業進行の目標を定めて、次回までに作業を進めてくる(最低4時間) |
8 | 制作への取り組み②(想定外の課題発生の確認を踏まえて) | 作業過程において発生しそうな課題について、各個人でで確認し、作業を進めてくる(最低4時間) |
9 | 制作への取り組み③(課題解決に向けた修正作業等を踏まえて) | 各チームで課題解決のための方向性を決定し、作業を進めてくる(最低4時間) |
10 | 制作に関する中間報告(チーム発表) | 中間報告ができるように、各チームで作業を進めてくる(最低4時間) |
11 | 制作への取り組み④(年金広報媒体の完成に向けて) | 各チームで作業を進め、仮完成させてくる(最低4時間) |
12 | 年金広報媒体に関するプレゼン資料の作成 | 年金広報媒体を発信するために、プレゼン資料の作成を進めてくる(8時間) |
13 | 年金広報媒体を提言するためのプレゼン練習 | 作成したプレゼン資料を修正し、プレゼンの練習を進めてくる(6時間) |
14 | 年金広報媒体を提言するための発表会 | プレゼン構成における役割分担を検討し、発表会に向けて練習を進めてくる(6時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
(1)毎回の本演習に対する積極的な参加の度合い(7割)、(2)発表会での活躍及びプレゼン資料と成果物(3割)により評価します。授業の最終回に、年金広報の成果物とプレゼン資料等を必ず提出してください。 |
前提科目 |
プロジェクト型応用演習(国民年金加入行動啓発プロジェクト) |
後継科目 |
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教科書 |
特に使用しません。 |
参考書 |
文献ではありませんが、厚生労働省や日本年金機構のHPを活用してください。特に、「ねんきん情報アプリ」を活用してください。 |
その他・注意事項 |
本演習への履修希望者が定員を超えた場合には、阿部担当の「国民年金加入行動啓発プロジェクト」の履修者を優先します。優れた年金広報媒体を制作したチームには、学外の発表会等で提言してもらうことを検討しています。
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