AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
  
教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
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地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
実務家  
科目名
(英語名)
日本史b(2019年) (Japanese History (b))
担当教員 本間 勝喜
開講時期 秋学期
科目ナンバー SLA116
授業コード 3451
単位 2
授業概要 毎回、主題に関してテキストを中心に説明する。次いで渡したプリントによって重要な問題を取り上げ、より詳しく説明する。同時に、できるだけ様々の学説を紹介して日本史を多面的に見る姿勢を養う。毎回コメントを提出してもらい、次回それに答える形でより深い知識にしていく。
到達目標 日本史を発展的・他面的に見る能力を養い、現代社会についても自ら歴史的に考える能力を養成させたい。また教職試験にも対応できる知識水準に引き上げたい。
スキルの育成方法 (1)歴史の事象がいくつかの要因が複雑に関わった結果として現れることをできるだけ具体的に説明する。|(2)日本の歴史が単独で展開するのではなく、近代以前は主として東アジア諸国との交渉の中で展開したことを理解させる。
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1開国・開港から徳川幕府の終焉まで-外国使節の来航と和親条約・通商条約の締結,外国貿易,攘夷の高まり,大政奉還と王政復古を中心に-徳川幕府の崩壊の過程に留意する。
2明治政府の成立  —国内諸体制の整備,文明開化と殖産興業,国際問題への対応,新政府への抵抗を中心に—明治新政府の諸施策と士族や民衆の反発に留意する。
3庄内のワッパ騒動—第二次酒田県の発足,酒田県の秕政,農民の運動と弾圧,森藤右衛門を中心とする裁判闘争,騒動の結末を中心に—酒田県の特異さがなぜ許されたのかに留意する。
4民権から憲法と初期議会まで-財政再建とデフレ,民権激化事件,条約改正の失敗,帝国憲法の制定,初期議会の波乱,日清戦争を中心に-立憲国家成立の過程と対外政策に留意する。
5日露戦争  —三国干渉,立憲政友会の成立,日露戦争,講和と東アジア,大正政変を中心に—日露戦争の原因や戦後の日本の国際的位置に留意する。
6第一次世界大戦 —世界大戦と大戦景気,米騒動と民衆運動,大正デモクラシー,本格的政党内閣,ワシントン会議,協調外交を中心に—ロシア革命や米騒動などを契機に民衆運動が展開することに留意する。
7関東大震災から政党の政治まで-関東大震災,恐慌の時代,普通選挙,二大政党政治の成立,中国統一と日本,国家改造運動の胎動を中心に-対外侵略戦争の始まりなどに留意する。
8満州事変  —満州の「危機」,関東軍参謀石原莞爾,謀略と事変拡大,満州国の樹立,満州国承認と国際連盟脱退を中心に—満州事変,満州国の成立と日本の孤立に留意する。
9内政・外交の変質から日中戦争まで  —陸軍の政治的台頭,国体明徴運動と二・二六事件,盧溝橋事件と「事変」の長期化を中心に—日中戦争が長期化したことに留意する。
10太平洋戦争  —日独伊三国同盟,南進と開戦,戦争の理念,選挙区の推移,戦時下の民衆生活,山形県からの満州移民,終戦を中心に—太平洋戦争に突入することになったに留意する。
11占領と講和  —「大日本帝国」の崩壊,連合国の占領政策、東京裁判,占領下の政治状況,サンフランシスコ講和への道と中心に—アメリカ軍の占領による民主化と逆コースに留意する。
12国際社会への復帰と戦後処理  —冷戦と「吉田路線」,賠償と経済協力,日ソ国交回復と日韓・日中国交正常化,沖縄返還を中心に—自由主義陣営の一員としての立場に留意する。
13「経済大国」日本の模索から冷戦後の日本—55年体制の成立,高度経済成長と日本社会の変化,デタント期の政治と外交を中心に—高度経済成長の功罪に留意する。
14テスト

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 ・毎回のコメントペーパー、中間レポート(50%) 2000字程度、課題の文を読んで意見を述べる。|・定期試験(50%) 論述4問
前提科目 日本史a
後継科目 なし
教科書 木村茂光 他 「大学でまなぶ日本の歴史」(吉川弘文館刊)
参考書 授業時に随時紹介する。
その他・注意事項

予習はテキスト中心に、復習はプリント中心に各1時間行う。|課した中間レポートについて、後日丁寧な解説を行う。