科目名 (英語名) |
特別活動及び総合的な学習の時間の指導法(2019年)
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担当教員 |
梅木 仁 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
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授業コード |
3254 |
単位 |
2 |
授業概要 |
教育の目的である「人格の完成」を目指すうえで大きな役割を担うのが、「総合的な学習」と「特別活動」である。本講座では、『学習指導要領』に基づき「総合的な学習の時間」及び「特別活動」について研究し、生き方と人づくりの意義と重要性、その在り方を考察する。時に演習形式を用い、意見発表し合うことにより、自己教育力の変容を期するとともに、学校現場での先駆的な実践に触れさせ、理解を深めさせる。 |
到達目標 |
「総合的な学習」と「特別活動」の学校教育における意義を理解し、教員の果たす役割について表現できる。授業毎に自分の考えをノートに記録・表出し、必要によって口頭と作文で発表し合いながら、自己の指導力をより高める。 |
スキルの育成方法 |
『学習指導要領』の読解、諸課題に対する論理的意見文の実作、「総合的な学習」「特別活動」の現状分析とあるべき姿について提言等を行うとともに、提示された課題に基づく指導計画を作成し、授業実践できるスキルを身に付ける。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 特別活動の目標、及び基本的な性格と教育活動全体における意義(関連) | 「学習指導要領」について考える(30分) |
2 | 特別活動の内容(1)学級活動(ホームルーム活動) | 経験した実態を振り返る(20分) |
3 | 特別活動の内容(2)学級活動(ホームルーム活動)、生徒会活動 | 経験した実態を振り返る(20分) |
4 | 特別活動の内容(3)生徒会活動、学校行事 | 経験した実態を振り返る(20分) |
5 | 特別活動の指導計画作成に当たっての配慮事項と指導の在り方 | 指導上のポイントをまとめる(30分) |
6 | 提示された課題に基づく特別活動(学級活動)の指導計画の作成[演習] | 講義内容を振り返り自作する(40分) |
7 | 自作した指導計画に基づく模擬授業の実践 | 模擬授業について自己評価及び相互評価する(30分) |
8 | 総合的な学習の時間の意義・目標 〜探求的な見方・考え方、横断的・総合的な学習 | 改訂学習指導要領の基本方針と重ねて考える(40分) |
9 | 総合的な学習の時間の指導計画(1)−各学校で定める目標と内容 | 学校や地域の現状に応じた内容を考える(30分) |
10 | 総合的な学習の時間の指導計画(2)—全体計画、年間指導計画及び単元計画 | 先駆的な実践事例を読む(40分) |
11 | 中学校現場での総合的な学習の時間の実践に学ぶ(学校訪問) | 訪問中学校の実践を振り返る(40分) |
12 | 総合的な学習の時間の学習指導と評価(1)主体的、対話的で深い学び | 学習指導上の課題をまとめる(40分) |
13 | 総合的な学習の時間の学習指導と評価(2)探究的学習と他者との協働学習 | 学習指導上の課題をまとめる(40分) |
14 | 授業総括[試験]〜提示された条件の下で、単元指導計画の作成 | これまでの講義内容を振り返る(40分) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
①関心・意欲・態度(教員観察・自己評価)②各テーマに関するレポート(自主性・創造性)③模擬授業④ポートフォリオ(課題プリント・授業指導案・指導計画など)⑤社会人基礎力習得の変容度(自己分析・相互評価) |
前提科目 |
教職入門、教育心理学、教育課程の編成と教育の方法 |
後継科目 |
生徒指導論、教育相談の理論と方法、教育実習 |
教科書 |
特になし。その都度講義要旨や課題プリントを配布する。丁寧に綴じておくこと。 |
参考書 |
中学校、高等学校の『学習指導要領解説/総合的学習の時間編』『同/特別活動編』(文部科学省)を購入しておく。 |
その他・注意事項 |
各自の中・高等学校時代の総合的な学習及び特別活動の実態について、特に講義2、3、4、7で実例として紹介し合うので、当時を振り返ってまとめておくことを望む。
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