科目名 (英語名) |
比較文化論 II 【A2】(2019年)
(Comparative Culture II) |
担当教員 |
呉 衛峰 |
開講時期 |
A2 |
科目ナンバー |
ILA260 |
授業コード |
2553 |
単位 |
1 |
授業概要 |
比較文化論の方法で世界史を概観する:東西文明の発展と異同の考察を通じて、グローバルになりつつある現代社会・現代世界の様々な事象を解明する糸口をつかむ。 |
到達目標 |
世界の各主要文明の特徴を把握し、それぞれの文化に通底する共通項と、環境や歴史の流れによって生じた各々の特徴とを比較分析して、現在における各文明の行方および国民国家とグローバリゼーションの両立を考える。 |
スキルの育成方法 |
1)東アジアにおけるナショナリズムを考察し、問題を発見して解決案を思索する。2)比較の視点で世界史と各宗教を考察するので、文化の価値を相対化する思考能力が身に付く。3)現代世界の様々な問題の源泉を知ることにより、その解決策を考えるようになる。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 東アジアにおけるナショナリズムの形成 | 日本と中国の国民国家の形成を復習し(60分)、ユダヤ人問題を予習(60分) |
2 | ユダヤ人というマイノリティ | ユダヤ人の歴史と宗教を復習し(60分)、世界文明の同時性を予習(60分) |
3 | 世界の同時性:ローマと漢帝国、プラトンと孔子と釈迦 | 文明発生に通底するものを復習し(60分)、シルクロードについて予習(60分) |
4 | シルクロードがもたらしたもの | 東西文化交流の動脈をつとめていたシルクロードについて復習し、イスラム教世界について予習(60分) |
5 | イスラム教世界の発展と特徴 | イスラム教世界の発展と現在を復習し(60分)、それと関連して、冷戦後の世界の新秩序を予習(60分) |
6 | 冷戦後の世界:文明と宗教と国民国家の新たな動き | 冷戦後の文明と宗教の復興を復習し(60分)、国民国家とグローバリゼーションについて予習(60分) |
7 | 国民国家とグローバリゼーションが両立できるか | 国民国家とグローバリゼーションの両立の可能性について復習し(60分)、講義全体を復習(60分) |
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受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
コメントペーパー(4割)、講義中の質疑応答(2割)、期末レポート(4割)。 |
前提科目 |
比較文化論 I |
後継科目 |
なし |
教科書 |
なし。毎回プリントを配布する |
参考書 |
J. グニルカ著・矢内義顕訳『聖書とコーラン−−どこが同じで、どこが違うか』(教文館、2012年).レイモンド・P|・シェインドリン著・入江則夫訳『ユダヤ人の歴史』(河出文庫、2012年). Ivan Krastev, "After Europe", 2017。 |
その他・注意事項 |
なし
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