科目名 (英語名) |
哲学(2019年)
(Philosophy) |
担当教員 |
竹原 幸太 |
開講時期 |
秋学期 |
科目ナンバー |
SLA111 |
授業コード |
2459 |
単位 |
2 |
授業概要 |
複雑化する現代社会において、哲学はいかなる意味を持つのか、その可能性を探る。特に個人と社会との関係とはいかに基底されるのか、教育哲学の議論を中心に概観する。 |
到達目標 |
人間と社会の根源を問い、個人と社会との調和関係及び民主主義の内実を学ぶ。 |
スキルの育成方法 |
受講者との対話を通じて展開し、様々な哲学的観点を習得しつつ、具体的な教育事象を論理的に捉え、自らの考えを表明する自己表現力を育成する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 哲学入門 | 参考書のまえがきの予習(60分)、板書復習(60分) |
2 | 教育の哲学とは何か | 参考書①2部2章の予習(60分)、板書復習(60分) |
3 | プラグマティズムとは何か−経験を哲学すること | 参考書①1部1章の予習(60分)、板書復習(60分) |
4 | J.デューイと実験学校−社会における教育の意味 | 参考書②6章の予習(60分)、板書復習(60分) |
5 | G.Hミードの社会的自我論−シンボリック相互作用論 | 参考書②2章の予習(60分)、板書復習(60分) |
6 | L.コールバーグと道徳性の発達−プラグマティズムの継承と発展 | 参考書①2部2章の予習(60分)、板書復習(60分) |
7 | 教育方法としてのモラルジレンマ | 宿題(60分)、討議の復習(60分) |
8 | C.ギリガンとケアの倫理 | 参考書②5章の予習(60分)、板書復習(60分) |
9 | 正義とケアをつなぐジャスト・コミュニティ(正義の学校共同体)と修復的正義 | 参考書②1部3章の予習(60分)、板書復習(60分) |
10 | 公正としての正義−J.ロールズの正義論とコールバーグ理論 | 参考書②3章の予習(60分)、板書復習(60分) |
11 | J.ハーバーマスと討議倫理 | 参考書②7章の予習(60分)、板書復習(60分) |
12 | 価値(自己)明確化教育 | これまでの回の復習(60分)、討議の復習(60分) |
13 | 市民性の育成と修復的正義・実践 | 配布資料の予習(60分)、授業総括(60分) |
14 | 定期試験 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
定期試験(8割)、離席状況、毎回のコメントペーパー、グループ作業等の受講態度(2割)により評価する。 |
前提科目 |
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後継科目 |
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教科書 |
毎回レジュメを配布するが、参考書を購入することが好ましい。 |
参考書 |
①佐野安仁他編『コールバーグ理論の基底』世界思想社、1993(ISBN:978-4-7907-0475-1)、②片瀬一男他編『道徳意識の社会心理学』北樹出版、2002((ISBN:4-89384-853-4) |
その他・注意事項 |
随時、受講者との対話を重視するので、最低限の発話力をもつことが期待される。
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