科目名 (英語名) |
世界地誌(2019年)
(World Topography) |
担当教員 |
遠山 茂樹 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
SLA122 |
授業コード |
2301 |
単位 |
2 |
授業概要 |
地誌学とはある特定の地域における地域的な性格を探究する学問である。本講義では、アフリカ、中近東、アジア、オセアニア、アングロアメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパのなかから特定の国と地域をピックアップし、地形・気候、歴史・文化、社会・経済、民族・言語など多面的なアプローチに基づいて、それぞれの特性を明かにする。必要に応じて、視聴覚教材を用いる。 |
到達目標 |
自然環境のみならず、歴史・文化、社会・経済を含めた複合的な観点から地域を把握する。と同時に、グローバルな視野に立って地域を見る眼を養う。 |
スキルの育成方法 |
配布プリント、視聴覚教材などを使用しながらスキルの育成に努める。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 世界地誌と気候区分 | 地誌topographyの語源と気候区分について調べ(予習60分)、世界地誌を学ぶ意義をまとめる(復習60分)。 |
2 | 南アフリカ共和国 | 南アフリカの歴史や植生、産業について調べ(予習60分)、それをまとめる(復習60分)。 |
3 | トルコ共和国(その1)−イスタンブール | イスタンブールについて調べ(予習60分)、「文明の十字路」といわれる所以を考察する(復習60分)。 |
4 | トルコ共和国(その2)−カッパドキア | 世界遺産カッパドキアについて調べ(予習60分)、世界遺産としての価値をまとめる(復習60分)。 |
5 | イスラエル(その1)−エルサレム | 世界遺産エルサレムについて調べ(予習60分)、世界遺産としての価値をまとめる(復習60分)。 |
6 | イスラエル(その2)−イスラエルの気候と産業 | イスラエルの気候と産業について調べ(予習60分)、それをまとめる(復習60分)。 |
7 | インドとスリランカ | インドとスリランカの地形、気候及び紅茶産業について調べ(予習60分)、それをまとめる(復習60分)。 |
8 | オセアニア | ジェイムズ・クックについて調べ(予習60分)、ニュージーランドとオーストラリアの気候・産業をまとめる(復習60分)。 |
9 | 南アメリカ(その1)−チリ | チリの地形や産業、イースター島(ラパ・ヌイ)について調べ(予習60分)、それをまとめる(復習60分)。 |
10 | 南アメリカ(その2)−ペルー | 世界遺産マチュピチュやインカの文化について調べ(予習60分)、それをまとめる(復習60分)。 |
11 | 北アメリカ | イエローストーンとグランド・キャニオンについて調べ(予習60分)、国立公園について考える(復習60分)。 |
12 | ヨーロッパ(その1)−イタリア | 世界遺産ヴェネツィアの歴史や文化について調べ(予習60分)、それをまとめる(復習60分)。 |
13 | ヨーロッパ(その2)−イギリス | 湖水地方について調べ(予習60分)、ナショナル・トラスト運動と観光業について考える(復習60分)。 |
14 | 定期試験 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
毎回のコメントペーパー(5%)、課題レポート(15%)3000字程度。講義の内容に関連した課題を提示、定期試験(80%)論述式100% |
前提科目 |
西洋史a、西洋史b、英国庭園文化論(1科目でも可) |
後継科目 |
西洋史a、西洋史b、英国庭園文化論(1科目でも可) |
教科書 |
使用せず(毎回プリントを配布する)。 |
参考書 |
適宜、教室で紹介する。 |
その他・注意事項 |
受講者は各自「世界地図帳」(出版社は問わない)を準備し、初回の講義から持参すること。|毎回のコメントペーパーを用いて、次の講義でフィードバックを行なう。課題レポートについては、教室で講評する。
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