科目名 (英語名) |
中心市街地の再生 【A2】(2019年)
(Regeneration of town center) |
担当教員 |
温井 亨 |
開講時期 |
A2 |
科目ナンバー |
CDT238 |
授業コード |
1162 |
単位 |
2 |
授業概要 |
まず都市計画規制の基礎を各自調査することで学びます。同時に、近代における都市の拡大と都市計画の誕生、その発展について学びます。とくに酒田については戦後の都市構造の変化と都市計画について、また商業の変化と法による保護と規制について見ていきます。中心市街地、中心商店街の衰退にどのように対処したら良いのか。先進事例について学んだあと、酒田の中心商店街を代表する商店主である脇屋さんと酒田市都市デザイン課長の高橋さんをお招きしてミニ・シンポジウムを行い、皆さんも一緒に討論します。 |
到達目標 |
都市計画の概要を理解し、用途地域、建蔽率、容積率、斜線規制が分かること。都市建築、庭付き一戸建て等、建築類型から都市を分析できること。日欧の都市計画の発展の差異、日本のまちづくりについて理解すること。中心市街地問題とその対応策を理解し、各地のまちづくり事例に通じていること。それらを踏まえて、酒田のまちづくりについて議論できること。 |
スキルの育成方法 |
①酒田市の市街化区域から1カ所を選び、建築類型と、どのような都市計画規制が行われているかを自分で調べ評価します。②都市に関する推薦図書を読み、酒田の中心市街地に当てはめて考察します。③先進的な取り組みについて調べレポートします。④行政や商店街の方を招いて討論します。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 都市計画法の基礎、都市計画図の読み方 12/2 | ①都市計画レポート(事後学習)6時間 |
2 | 近代都市計画の誕生・田園都市・モダニズムの都市デザイン12/2 | |
3 | 都市計画レポート:発表会と解説 12/9 | |
4 | 建築類型と都市建築(町家等)12/9 | ②読書レポート(事後学習) 7時間 |
5 | バブル経済時代の京都 12/16 | |
6 | 戦後における近代都市計画の見直し、日本のまちづくり 12/16 | ②読書レポート(事後学習) 20時間 |
7 | 酒田における都市拡大の歴史と都市計画 1/6 | |
8 | 商業の変遷、酒田の商業戦後史、法による保護と規制 1/6 | ③まちづくり事例調査(事後学習)4時間 |
9 | まちづくりの先進事例(歩くということ、コミュニケーションの場、歴史・町家、都市観光) 1/20 | |
10 | まちづくりの先進事例(学生による調査結果の発表会)1/20 | ③まちづくり事例発表準備(事前学習) 2時間 |
11 | シンポジウム:酒田の中心市街地をめぐるディスカッション1/23 | ④シンポジウム質問作成(事前学習)2時間 |
12 | シンポジウム:酒田の中心市街|外部講師:高橋紀幸都市デザイン課長、脇屋直紀中町中和会商店街振興組合理事長 1/23 | ④シンポジウム討論のまとめ(事後学習)2時間 |
13 | まとめ(試験) 1/27 | ⑤試験準備(事前学習)6時間 |
14 | まとめ(試験の解説) 1/27 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
①酒田市都市計画レポート、②推薦図書読書レポート、③まちづくり事例調査レポート、④討論への参加、⑤試験(番号は到達目標に対応)。各100点として、((1)×2+(2)+(3)+(4)+(5)×2)/7 欠席は減点。 |
前提科目 |
観光まちづくり概論、観光まちづくり演習a |
後継科目 |
プロジェクト型応用演習(酒田市中心部に関するもの) |
教科書 |
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参考書 |
ゴードン・カレン「都市の景観」鹿島出版会、ジェイコブズ「アメリカ大都市の死と生」鹿島出版会、ルドフスキー「人間のための街路」鹿島出版会。他は授業中に指示。 |
その他・注意事項 |
この授業でいう中心市街地とは、鶴岡、新庄、山形、米沢などですが、もっと大きな所では仙台、逆に小さな所では余目や大山、尾花沢、東根、寒河江、天童、上山、長井なども関係します。訪れる機会があったら普段から比較して観察するようにしてください。
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