科目名 (英語名) |
プロジェクト型応用演習1 (東北を観光でデザインする1)(2018年)
(Project Based Seminar 1) |
担当教員 |
中原 浩子 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
ASC321 |
授業コード |
7716 |
単位 |
2 |
授業概要 |
訪日外国人客数が過去最高を記録し続ける日本にあって、東北の観光振興はまだ出遅れているのが現状です。そこで、東北観光の課題を検証し、学生が東北を観光でデザインするとしたらどのような手法が考えられるということについて、春期では庄内地方をフィールドとして考察し、企画作成に挑戦します。 |
到達目標 |
従来の観光の形にこだわらず、視点を変えて地域を「デザイン」するという発想から庄内地方を再編成し、企画立案するを力を目標とします。具体的には、庄内の地理、歴史、文化を知り、俯瞰的に捉える力、ストーリー立てて庄内を編集する力、文章化して企画書を作成し、プレゼンテーションする力の習得を目標とします。 |
スキルの育成方法 |
観光や庄内に関する知識を書物で習得した後にフィールドワークを実施し、振り返りを行い、課題に対するディスカッションを経た後に思考を構築し、各自で企画書を作成後、プレゼンテーションを実施します。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 授業の進め方、自分の目標について、観光とは(観光産業・事業について) | 事前配布資料を読んで授業に臨んでください。(1時間) |
2 | 観光に関する知識(観光業、地域主体の観光など) | 1回目の復習と指定範囲を事前に読んで臨んでください。(2時間) |
3 | 自分の出身地についてプレゼンテーション | 2回目の復習と、自分の出身地に関するプレゼンテーション準備 |
4 | 庄内の歴史や文化、魅力について | 配布資料を読んで授業に臨んでください。(1時間) |
5 | フィールドワーク(湯殿山〜注連寺〜羽黒)方面予定 | 4回目の講義内容の復習(1時間) |
6 | 同上 | |
7 | フィールドワークの振り返り(小テスト)、地域が主体の観光事例について、 | フィールドワークの振り返りと地域が主体の観光事例について読んで授業に臨んでください。(2時間) |
8 | 庄内地方における観光とジオパークの取り組みについて | 世界・日本ジオパークについて事前に調べて授業に臨んでください。(1時間) |
9 | フィールドワーク(玉簾の滝〜胴腹の滝〜丸池様〜十六羅漢〜釜磯海岸)方面予定 | フィールドワーク立ち寄りジオサイトについて調べてくる。(1時間) |
10 | 同上 | |
11 | 観光のビジネスモデルについて学び、成功事例を元にディスカッションする。 | 観光ビジネスモデルに関する教科書または配布資料を読んで授業に臨む。(1時間) |
12 | 成功事例とディスカッションを参考に、庄内のビジネスモデルを考え企画書作成準備を行う。 | これまでの授業を元に、自分なりのビジネスモデルを考えて授業に臨む。(2時間) |
13 | ビジネスモデルの企画書作成に取り組む。 | 12回目の授業で考えたプランをブラッシュアップする。(2時間) |
14 | ビジネスモデルのプレゼンテーション。授業を通して何を学んだか振り返り。 | 企画書の完成とプレゼンテーション資料を作成し授業に臨む。(2時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
|
成績評価基準 |
ビジネスモデルの完成度(50%)、授業時の発言回数と内容(20%)、小テスト(10%)自主学習ノート(20%) |
前提科目 |
なし |
後継科目 |
なし |
教科書 |
高橋一夫(編)『1からの観光』中央経済社、2016年。高橋一夫(編)『観光のビジネスモデル』学芸出版社、2016年。 |
参考書 |
土蔵サロン編集委員『庄内のかたち』、『続・庄内のかたち』土蔵サロン、2012年。 |
その他・注意事項 |
良いモデルの作成には、観光の基本的な知識と実践的フィールドワークが重要です。用意した教科書は自主的に読み進めてください。自主学習ノートも評価の対象にしています。5月18日(金)福島県いわ市で開催される「東北インアウトバウンドサミット」への参加を考えています。授業は5回目から隔週実施です。
|