科目名 (英語名) |
プロジェクト型応用演習2 (地域の「記憶」を紡ぐ(加茂・日向[5]))(2018年)
(Project Based Seminar 2) |
担当教員 |
渡辺 暁雄、遠山 茂樹、小関 久恵 |
開講時期 |
春学期 |
科目ナンバー |
ASC322 |
授業コード |
7705 |
単位 |
2 |
授業概要 |
豊かな自然と歴史文化を有する鶴岡市加茂地区・酒田市日向地区をフィールドとし,住民との共同作業—地域の写真・映像の収集・撮影・編集・活用(デジタルアーカイブ化)を通して,住民の地域に対する想い(質的情報)を収集し,デジタル情報の中に住民の想いを融合する。なお同地区での演習は平成28年度からの継続で、成果をより積み上げていく(よって科目名の通し番号が「5」となっている)。 |
到達目標 |
①聞き書き,画像・映像のアーカイブの基本的な作業ができる②地域社会、地域に生きる人々、歴史、文化等を理解し、その中から地域課題を発見できる③人や社会との出会いを通して、自己への理解を深めることができる④上記の学びを、住民にフィードバックできる。 |
スキルの育成方法 |
地域に暮らす住民の方々との共同作業や、事前・事後の学生同士によるグループワークによる学び合いの中で上記スキルを養っていく。教員は、聞き書き,画像・映像アーカイブに関する各学問分野の知見をもとに理論的知識を提供し、事前・事後の学習をサポートすることでスキル育成に寄与する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | ガイダンス・ワークショップ(講義趣旨の理解と動機づけの促進) | [事前]研究ブランディング説明会(4/11)参加(1時間)|[事後]学びの意義の概要をつかむ(1時間) |
2 | デジタルデータと質的データについて | [事前]身近なデジタルと質的データを考える(1時間)|[事後]両データの特徴を理解する(1時間) |
3 | フィールドワーク(1):加茂・日向の現在を実感しよう | [事前]当該地域についての基本情報を調べる(1時間)|[事後]当該地域についての印象を話し合う(1時間) |
4 | ガリバーマップを用いたワークショップの説明 | [事前]「ガリバー地図」について調べる(1時間)|[事後]「古写真」の有用性を確認する(1時間) |
5 | ワークショップ:ガリバーマップによる地域の記憶収集 | [事前]身近なデジタルと質的データを考える(1時間)|[事後]両データの特徴を理解する(1時間) |
6 | 画像・映像のデジタルアーカイブ化を学ぶ | [事前]写真データの保存方について調べる(1時間)|[事後]PCソフトを用いた保存法を反復練習する(1時間) |
7 | 画像・映像の撮影の基本を学ぶ | [事前]カメラやビデオの使用法調べる(1時間)|[事後]各自カメラやビデオ操作に親しむ(1時間) |
8 | フィールドワーク(2):中心市街地の記憶を探る | [事前]ボイスレコーダーの使用に習熟しておく(1時間)|[事後]画像・映像・音声データをPCに保存(1時間) |
9 | フィールドワーク・ワークショップ成果の整理(1):画像の整理 | [事前]これまで収集した画像を確認しておく(1時間)|[事後]画像データを整理する(1時間) |
10 | フィールドワーク・ワークショップ成果の整理(2):動画編集 | [事前]これまで撮影した動画データを確認(1時間)|[事後]動画データを整理する(1時間) |
11 | フィールドワーク・ワークショップ成果の整理(3):聞き取りデータ編集 | [事前]これまで収集した音声データを確認(1時間)|[事後]音声データを整理する(1時間) |
12 | フィールドワーク・ワークショップ成果の整理(4):データの統合 | [事前]統合するためのPCソフトを試してみる(1時間)|[事後]データ統合作業継続(1時間) |
13 | 「地域の記憶」デジタルマップの完成・成果発表 | [事前]成果発表にむけて作業継続(1時間)|[事後]実習を通しての成果の確認と反省(1時間) |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
演習への取り組み状況(5割)、成果の完成度(5割)により評価する。 |
前提科目 |
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後継科目 |
PJ「地域の『記憶』を紡ぐ(6)」 |
教科書 |
適宜資料を配布。 |
参考書 |
適宜紹介,または資料を配布。 |
その他・注意事項 |
本学「私立大学研究ブランディング事業」における地域の伝統文化「デジタルアーカイブ」化の一環であり,同様の方向性を持つPJ(酒田マップづくり等)との連携・共同作業を行う。また秋学期PJ「地域の『記憶』を紡ぐ(6)」の受講を強く推奨する。
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