科目名 (英語名) |
経済学特論b 【S2】(2018年)
(Macroeconomics (b)) |
担当教員 |
三木 潤一 |
開講時期 |
S2 |
科目ナンバー |
BIZ312 |
授業コード |
1414 |
単位 |
2 |
授業概要 |
経済学は単に机上の学問ではなく、現実の複雑な経済現象の本質を理解するために欠かせない。本講義の目的は、わが国が直面している様々な問題を考える際の手がかりとして、マクロ経済学の分析枠組みを把握し、経済学の発想を身につけることにある。「経済学特論b」(マクロ経済学)では、国民所得の決定や財政政策・金融政策などのマクロ経済政策について考える。 |
到達目標 |
1.現実の経済現象を理解するためのツールとして、マクロ経済学(上級レベル)の分析枠組みを獲得する。| 2.獲得したマクロ経済学の分析枠組みを用いて現実の経済現象を説明し、ツールの有用性と限界を知る。 |
スキルの育成方法 |
経済学の考え方を身に付けるためには、問題練習等を通じて自ら考えることが重要であるため、基本的な概念・理論の説明、問題練習、問題の解説という流れで講義を行う。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | マクロ経済学における短期と長期、失業について | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
2 | 需要サイドを主とした分析(その1):国民所得の決定 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
3 | 需要サイドを主とした分析(その2):貨幣の需給 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
4 | 需要サイドを主とした分析(その3):利子率の決定 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
5 | 需要サイドを主とした分析(その4):IS-LM分析と財政金融政策 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
6 | 1〜5の復習とまとめ、中間試験 | 1〜5の復習をする(3時間) |
7 | 需要サイドを主とした分析(その5):国際収支と外国為替制度 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
8 | 需要サイドを主とした分析(その6):マンデル=フレミング モデル | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
9 | 供給サイドを考慮した分析(その1):短期モデルと長期モデル | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
10 | 供給サイドを考慮した分析(その2):物価水準の決定 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
11 | 供給サイドを考慮した分析(その3):インフレとデフレ | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
12 | 供給サイドを考慮した分析(その4):経済成長の理論 | 配付する練習問題等の課題に取り組む(2時間) |
13 | 7〜12の復習とまとめ | 7〜12の復習をする(3時間) |
14 | 期末試験 | 定期試験のための総復習をする(4時間) |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
中間試験30%、期末試験70%で評価する。| 中間試験については解答・解説を行う。 |
前提科目 |
「経済学」、「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」 |
後継科目 |
「経済学特論a」 |
教科書 |
中谷巌(2007)『入門マクロ経済学(第5版)』日本評論社(ISBN:978-4-535-55513-6)。 |
参考書 |
講義中に適宜指示する。 |
その他・注意事項 |
前提科目のうち特に「マクロ経済学」を履修済みでない場合は、共通の教科書である中谷巌(2007)『入門マクロ経済学(第5版)』日本評論社の1-49、75-110、126-142、314-316頁の内容を前提に講義するので、事前に理解しておくこと。
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