AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
  
教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
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地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
科目名
(英語名)
教職入門(2018年) (Introduction to Teaching Profession)
担当教員 小野 一彦
開講時期 秋学期
科目ナンバー
授業コード 1369
単位 2
授業概要 教職を志す者には、幅広い知見・実践的技術・使命感等、専門家としての信頼を得る力量向上が求められる。授業では、通学体験から担任教師の学習・生活指導、学校運営に係る分掌への取り組み姿勢等を想起し、教師の仕事の実際を確認し合う。また、学校教職員の職務内容、児童・生徒の育ちや環境、教育改革の動向等について現状や課題を理解する。子どもの「人間成長」に関われる教職の喜びと誇りを感受し、教員免許取得の導入とする。
到達目標 生徒に教え、育み、人間成長を期す教職への関心を持ち、教育法規に制度化され、公益を具現する教職内容とその実情について理解を深める。今後の「教育実習」や教員免許状取得のための後継科目履修へ意欲づけを図る。
スキルの育成方法 これまでの学校生活や担任教師等の言動や仕事ぶりを想起し、子どもに「教え」「育む」ことの意味や方法について学び合う。|教育改革の動向や連動する新教育課程実施の移行を確認し、「学級経営」、「授業」、「生徒指導」の担い手として、実践事例等をもとに、各自の専門的な知見を高め、教職の理解と道筋の端緒とする。
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1「教職」の意味(近代学校制度、免許を有する「教員」の出現)寺子屋の手習いと「学制」制定後の小学校の授業を多角的に比較検討し,発表する。
2教育の目的と「公教育制度」(教育の思想、「教育勅語」「教育基本法」)近代の教育思想家、ルソー、ペスタロッチ、デューイの教育目的観について調べる。
3学校の役割(「制度」の仕組み、学校教育目標の具現に資する経営)先輩学生の「教育実習報告会」に参加する。
4教員の職務(「教育関係職員」、教職の任務、教育公務員の服務と心得)「教職」を目指す動機や理由等についてまとめ、発表する。
5学級経営(1)(「学級」の成立と変化、教室、「学級編制」)これまでに体験した恩師の学級経営(づくり)の逸話を想起し、紹介する。
6学級経営(2)(学級担任の職務、学級づくり、学級経営の機能)担任の学級づくりにおける学級活動と自分の関わりついて、その体験を開示する。
7教育課程(1)(「教育課程」の編制,「学習指導要領」,潜在的カリキュラム)これまでの「学習指導要領」の沿革について調べ、まとめる。
8教育課程(2)(「学科」と「教科」、新設「社会科」の推移、)これまでの「社会科」の構成と推移について調べ、まとめる。
9学習指導(1)(「教えるとは、授業とは」、主たる教材としての「教科書」)「教育実習報告会」の資料を再読する。これまでに受けた印象深い授業について紹介する。
10学習指導(2)(社会科の授業、指導上の留意としての「概念形成」)記憶に残る授業内容を想起し、発表する。
11教育の評価(評価の種類や目的、「学力」とは?)教師の資質に適合する自己の長所について推量する。
12生徒指導(積極的な生徒指導と学校教育相談・カウンセリング)「体罰」の理解と行使について、各自の考えを具体的な事案をもとにまとめる。
13これからの教師(取り巻く現実と教育改革、採用をめざす研修)今後、自身の資質・能力の向上を期し、学習を深めたいこと、領域は何か、抱負を述べる。
14定期試験既習事項を根拠となる教育法規に照らしてみる。

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 (1) 受講の姿勢・態度、学修の成果を継続的に勘案し、評価する。(3割)、随時の小課題についてのレポート(2割)|(2) 筆記試験(穴埋め式と論述式の混合(5割)、 (1)、(2)の結果をもとに、総合的に評価する。|
前提科目
後継科目 教育原理、教育心理学、教育実践演習
教科書 テキストは指定しない。毎時間、講義内容のレジュメと関連資料を準備し、配布する。
参考書 現行『学習指導要領』、『中学校学習指導要領解説 社会科編』、教育関係法規集 等
その他・注意事項

(1) 日頃からマスコミ報道等を通じて教育行政の動向に関心を持ちましょう。|(2) 今後の小・中・高校の移行期間における教育課程の編制上の動向や現行「学習指導要領」と改訂「学習指導要領」(案)の比較検討に係る内容などに関心を持ちましょう。|(3) 教育の対象である子どもの最近の生活状況に関心を持ちましょう。