科目名 (英語名) |
多文化共生論 【A2】(2018年)
(Multicultural Studies) |
担当教員 |
玉井 雅隆 |
開講時期 |
A2 |
科目ナンバー |
ILA259 |
授業コード |
1264 |
単位 |
2 |
授業概要 |
グローバル化が進展した現代社会では、異文化間のコミュニケーションがますます重要なものとなっている。しかし一方で、異文化コミュニケーションを含めた相互理解の不足もしくは過剰による、世界各地で起きている外国人排斥運動など「敵—味方」の二極化・単純化された視点から発生する問題も生じている。本講義では異文化コミュニケーションを行うのに必要となる、国際政治における諸問題や多文化理論などに関して論じていく。 |
到達目標 |
異文化コミュニケーションに不可欠な多文化主義に関して、理解することができる。また、国際社会における様々な問題を解決するためには何が必要かを、総合的に考察することができる。| | |
スキルの育成方法 |
毎回レジュメを配布するので、授業終了後には必ず読み返すこと。また、自分が新聞・テレビなどで得た情報に関して、授業内容と合わせて考察してみること(一時間程度)。新聞・ニュースなどで、世界情勢に関して情報を常に集めること。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | Course introduction | 新聞の国際面を読み、多文化共生に関連する興味関心を持ったテーマを切り抜いておく(2.0h) |
2 | グローバルコミュニケーションと多文化主義1 |Keyword:マイノリティ、国際連盟、国際連合 | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
3 | グローバルコミュニケーションと多文化主義2 |Keyword: OSCE(欧州安全保障協力機構)、EU、欧州審議会 | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
4 | グローバルコミュニケーションと多文化主義3 |Keyword:マイノリティ言語、少数民族高等弁務官 | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
5 | グローバルコミュニケーションと多文化主義4 |Keyword:オーストラリア、白豪主義 | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
6 | グローバルコミュニケーションと多文化主義5 |Keyword:アメリカ、トランプ政権 | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
7 | 多文化主義の理論的考察1 |Keyword:ウィル・キムリッカと論争 | キムリッカの執筆した論文を読み、まとめる(2.0h) |
8 | 多文化主義の理論的考察2 |Keyword:マルクス主義、レーニン、ウッドロー・ウィルソン | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
9 | 多文化主義の理論的考察3 |Keyword:多極共存型民主制、レイプハルト | 多極共存型民主主義に関して書かれた論文を読み、授業内に出した課題に関してまとめる(2.0h) |
10 | 多文化主義とその摩擦1 |Keyword:排外主義 、「スカーフ問題」、「嫌韓デモ」 | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
11 | 多文化主義とその摩擦2 |Keyword:ナショナリズム、国家論 | ベネディクト・アンダーソンの論文を読み、授業内に出した課題に関してまとめる(2.0h) |
12 | 多文化主義とその摩擦3 |Keyword:グローバリゼーションとその陰 | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
13 | 多文化主義とその摩擦4 |Keyword:イスラーム、ISIS | 授業において提示した資料を読み、課題に関してまとめる(2.0h) |
14 | まとめ—日本における多文化主義 |Keyword:在日韓国・朝鮮人、渡来人、「ヤポネシア」 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
・定期テスト(60%)|・授業中の小テスト(40%) | |
前提科目 |
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後継科目 |
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教科書 |
授業内において適宜レジュメを配布する。 |
参考書 |
津田幸男・関根久雄(編著)『グローバル・コミュニケーション論-対立から対話へ』ナカニシヤ出版|この他、授業にて適宜、参考文献を紹介する |
その他・注意事項 |
授業言語:英語と日本語
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