記録写真の取扱

撮影

欠点のない写真を撮る。

ピント

正確に合わせる。合わせてからカメラの位置を動かさない。

水平

撮影補助グリッド線や水平メータをONにして、 画像がまったく傾いていないものを撮る(あえて傾けて撮る場合もある)。

手ぶれ

夜や屋内など暗い場所はカメラの位置を固定する。理想的には三脚。 壁や家具などに持つ手を押し付けて撮るのもよい。シャッター速度を意識する。

適正露出

逆光や雪など明るく(白く)撮るべきものは露出補正をプラスに、 濃い色の花や、荘厳な自然・建造物などは露出補正をマイナスにする。

写すべきでないもの

がらくた、自然に似つかわしくないもの、個人情報に関るもの、 その他その写真の主題を考慮すると写らない方がよいものは あらかじめ徹底的に排除する。

声がけ

人を写す場合は声を掛ける。予想以上に協力的な場合もある。 隠し撮り的にならないよう注意する。

位置情報(ジオタグ)埋め込み

GPS情報を写真に埋め込める機種は埋め込んでおく。

Exif温存

撮影時のパラメータはJPEG画像にExifとして保存される。 画像を加工する際にはこれを保存するツールを利用すること(GIMP, ImageMagick, jhead等)。

写真画像と位置情報の取扱

画像を厳選する

ある地点について撮影した数枚のうち、本番システムに載せるものを 2、3枚選ぶ。

位置情報埋め

同じ箇所に関する写真には同じ緯度経度を埋め込む。

  1. 地理院地図を開き該当する場所に到達する。
  2. なるべく正確な位置をポイントし、その地点を右クリックする。
  3. ページ下部の [へ] マークを引き上げ緯度経度の10進小数表示をコピーする。
  4. exiftool コマンドでその緯度経度を埋め込む。
    exiftool -gpslatitude=北緯 -gpslatitudeRef=N -gpslongitude=東経 -gpslongitudeRef=E ファイル名1 ファイル名2...
    
  5. 不要なファイル(*_original)を消す。
    rm *_original
    

画像のすみにさかたまっぷロゴマークを入れる。

  1. ロゴ画像 koeki-logo.png を作業ディレクトリにコピーする。
  2. 変換後ファイルを入れるディレクトリ(new)を作っておく。
    mkdir new
  3. composite コマンドで画像のすみに koeki-logo.png を不透明度50%で入れる。 以下の例は左下(SouthWest)に入れるもの。
    composite -dissolve 50% -gravity SouthWest \
          koeki-logo.png 元の画像ファイル.jpg new/生成後画像ファイル.jpg 
    

リサイズする

長辺1280ピクセル(あるいはチームで決めた値)に揃える。 rjpg を利用する。

mkdir 1280
cd 1280
rjpg -l 1280 ../*.jpg
exiftool '-FileModifyDate<DateTimeOriginal' *

地図との結び付け

オープンソース/オープンデータの地図を用いる。

OpenStreetMap (日本語サイト)

自由な地図を世界規模のボランティアで作成するプロジェクト。 本家サイトのアカウントを作成し、以下のuMapでも用いる。

uMap - OpenStreetmap

OpenStreetMapあるいは国土地理院の地図を背景として 自由にオブジェクトを配置できる

地理院地図 (国土地理院)

国の管理する地図なので正確でありかつフリー。uMap の背景地図に設定すると作業しやすい。

取材について

連絡の徹底

各種アカウントと連動しているemailアドレスは常日頃確認し、 連絡を密にするよう習慣付ける。

yuuji@koeki-u.ac.jp