C言語プログラミングの流れ

Rubyと違い、必ず最初にコンパイルして、機械語に直さなければな らないことに気をつける。つまり、プログラムを入力して、実際に動かすまでの 流れは

  1. Emacsで入力して保存する(C-x C-s)
  2. ktermで、作ったプログラムをコンパイル
  3. エラーが出たら1からやりなおし
  4. エラーが出なかったら実行

のようになる。実際の手順を練習してみよう。

簡単なC言語プログラム

どんなプログラミング言語を習い始めるときにも、まずは Hello, World という メッセージを出すのがお約束である。ここでも作ってみよう。 自分で決めたディレクトリの中にhello.c というファイルを作ろう。
例:

  1. C言語プログラム作成用のディレクトリを作成する。ktermで、

    % mkdir C-lang
    

    する。ディレクトリの作成は最初の授業のときに一回だけやれば良い。

  2. ~/C-lang ディレクトリに移動する。

    % cd C-lang
    
  3. Emacsで、C-x C-f (find-file)して、

    ~/C-lang/hello.c

  4. ファイルの中味を次のようにする。 書き終えたら保存(C-x C-s)。

    #include <stdio.h>
    into main()
    {
      printf("Hello, world!\n");
    }
    
  5. ktermで、gcc コマンドでコンパイルする。

    % gcc -o hello hello.c
    
    (じーしーしー すぺーす まいなすおー すぺーす はろー すぺーす はろー どっと しー りたーん)
  6. おそらくエラーが出る

    hello.c:2: parse error before `main'

    error という単語が一つでも含まれたら、 コンパイル失敗である。hello.c:2 と 出ているのは hello.c の2行目にエラーがある ということを意味している。

  7. プログラムを直そう。正解は into ではなくint が正しい。

    #include <stdio.h>
    int main()
    {
      printf("Hello, world!\n");
    }
    
  8. もういちど ktermで、コンパイルする。

    % gcc -o hello hello.c
    

    こんどは怒られない。成功。

  9. 実行させてみる。ktermで、

    % ./hello
    
    (ぴりおどすらっしゅ はろー りたーん)

    とうつとプログラムが動いて、結果が出る。

    Hello, world!
    
  10. おめでとう


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