| 科目名 |
公益ソフトウェア論 |
| 担当教員 |
広瀬雄二 |
| 開講時期 |
秋学期 |
| 単位 |
2 |
| 授業概要 |
情報技術の背景に備わる公益的アプローチを概観する |
| 到達目標 |
* 情報技術の持つ公益哲学を理解する
* 書式設計が公共性を左右することを理解する
* 導入のメリットを理解しつつ具体的なアクションが取れるようになる |
| 授業計画 |
| 回 | 授業内容 |
|---|
| 1 | 概論・フリーOSの導入 |
| 2 | OSとフリーソフトウェアの変遷 |
| 3 | GNU、オープンソース、ライセンス – GPL, 2/3-BSD, Apache, MIT, PublicDomain, CC |
| 4 | 独自ネットワークからインターネットまで – BBS, UUCP, ARPANET, junet, WIDE |
| 5 | ベンダーロックインからの解放 – 欧州、二宮町、徳島県、島根県、山形県 |
| 6 | ファイル形式とファイルシステムの公共性 – ワープロ, SGML, XML, HTML, PDF, ODF, OOXML |
| 7 | テキストファイルの優位性 – 透過性と差分管理 |
| 8 | プログラミング言語と公益ソフトウェア – gcc, awk, Perl, Ruby, Python, Java/OpenJDK |
| 9 | ビルド・配布を支える技術 – make, autoconf, anonFTP, RING, CVS, SVN, GitHub, BitBucket |
| 10 | パッケージングシステム – RPM, dkpg, yum, apt, pacman, ports/pkg, pkgsrc |
| 11 | 著名OSS(1) OS – MINIX, 4.4BSD, 386BSD, NetBSD/FreeBSD/OpenBSD, Linux, |
| 12 | 著名OSS(2) サーバソフトウェア – Sendmail/Postfix, Apache/nginx, PostgreSQL/MySQL/MariaDB |
| 13 | 著名OSS(3) アプリケーション – R/Octave, LaTeX, OOo/LO/AOO, GIMP/ImageMagick/Inkscape |
| 14 | ディスカッション: 望ましい普及とは |
| 15 | 提案プレゼンテーション |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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| 成績評価 |
調査課題の報告の達成度7割、最終提案プレゼンテーションの達成度3割で評価する。 |
| 前提科目 |
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| 後継科目 |
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| 教科書 |
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| 参考書 |
UNIXという考え方 - その設計思想と哲学 Mike Gancarz著(芳尾桂 訳) ISBN: 4274064069 |
| 予復習内容・所要時間 |
毎回の調査資料作成に3h程度
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| 注意事項 |
実体験を通じ、技術と思想をバランスよく修得することを目標とするので、必ず手を動かして確認することを怠らないようにしてほしい。
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