新たな書式に意味を持たせる操作

単に文字を段落状に並べるだけでなく、その段落の持つ意味を 装飾と関連付けると視覚的に分かりやすい文書となる。

スタイルの作成

Writerで利用する「スタイルと書式設定」では 標準のスタイルの他に独自のスタイルを作成でき、 フォント、色、インデント、外枠や背景色などの装飾を自由に設定できる。 これを利用して、見出し位置の分かりやすい文書が作成できる。

ここでは「本文」のスタイルを元にして、新しいスタイルを以下の内容で 作成してみる。例として「質問見出し」という名前のスタイルとする。

まず、スタイルと書式設定のメニューを出す。

Style Icon

基本にしたいスタイルとして「見出し1」のスタイルを出し、 右クリックして「新規作成(A)」を選ぶ。

ParagraphStyle menu

このウィンドウで、以下のように設定していく。

管理タブ

新たに作るスタイルの名前を決める(例: 質問見出し)。 また、「次に続くスタイル」は連動するスタイルに設定する。 まずは「本文」にしておき、あとで「回答」用のスタイルを作ったら それにする。。

フォントタブ

例として「小塚ゴシック、120%」にする(西洋言語フォントも大きさを合わせる)。

インデントと間隔

例として「テキストの前」と「テキストの後」を「1.00cm」にする。

外枠タブ

「線を引く位置」は「デフォルト(標準)(D)」にある「四方の外枠を設定」 を選び、「スタイル(Y)」で二重線、「色(C)」で青を選ぶ。

また次で設定する背景を避けるために「内容までの間隔」で

を設定しておく。

背景タブ

まず q.pngq.png を保存しておく。

背景タブの設定ウィンドウに戻り、「使用(S)」を「図」に変更し、 ファイルからの[表示]ボタンを押し、 保存しておいた q.png を指定し、「種類」にて背景画像の配置を「位置 (P)」で左に設定する。LibreOfficeの場合は「塗りつぶし → ビットマップ」、 「イメージをインポート」で画像を指定、「□タイル」チェックを外す、 「□自動調整」チェックを外す。

出席課題

「質問見出し」スタイルを新規作成した文書を c114xxx-newstyle.odt というファイル名で保存し、提出せよ

提出先kisob-09a@e.koeki-u.ac.jp
Subject第09回出席
本文学籍番号・氏名

対となるスタイル

Q&Aのように「質問」→「答」と並ぶことが分かりきっている場合、 「質問見出し」スタイルの直後に「答」用スタイルを自動設定させることができる。

これには、「スタイルと書式設定」の「質問見出し」を「変更(B)」で 変更し、「管理」から「次に続くスタイル(X)」を「答」用スタイルに 設定する。

課題

提出先kisob-09r@e.koeki-u.ac.jp
Subject統一スタイル
本文学籍番号、氏名、日記のURL、内容修正した部分の説明、感想
SNS提出先第9回課題
作成ファイルc114xxx-master.pdf
締切金曜17:00

今回もPDFファイルの提出である。修正不十分のものは再提出とする。

yuuji@e.koeki-u.ac.jp
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
HIROSE, Yuuji 作『About CC - Basic Seminar b @koeki-u.ac.jp』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。