文書中に写真等の画像を入れることで視覚的に理解しやすいものが書ける。 ワープロを使うと容易に画像を入れられるが、画像自体の容量に注意しないと 「重」くて取扱いの厄介な文書となる。処理しやすい文書のための 画像加工の基礎を押さえる。
画像を構成する縦と横の点(ピクセル)の数。横×縦が 約4000ピクセル×約3000ピクセルの場合は 4000×3000 = 12000000 = 1200万ピクセル=12M(メガ)ピクセルとなる。画像はピクセル数に ほぼ比例して容量が大きくなる。
ちなみに情報教室の液晶ディスプレイ画面の画素数は1280x1024で 約130万ピクセル。電話のカメラ画像の方が圧倒的に多い。
画素の1つ1つの点が表現できる色の数。1677万色以上のものが主流。
画像に写っている範囲はそのままで拡大・縮小操作でピクセル数を 変更する。縮小はスムーズにできるが、拡大は不可能。 一度縮小したものを元の大きさに拡大しても画質は元には戻らない。
画像の周囲を切り取って、内側だけの部分にすること。
通常は、トリミングしてから縮小操作を行なう。
画面上で大きく見せたり小さく見せたりする「ズーム」は、 元の画像サイズを変えない。ワープロ文書に張りつけた画像の四隅をつかんで 大きさを変えるのは「ズーム」で元画像の容量を変えない。
DPI: Dot Per Inch - 1インチ当たりの点の数で 印刷時のきめ細やかさを表す単位のこと。印刷時にザラザラ感をなくすためには 300DPI以上が必要。1インチは2.54cm。
次の長さをセンチメートルに直せ。1フィートは30.48cm、1インチは2.54cmである。
計算した結果を以下のとおり送信すること。
宛先 | kisob-03a@e.koeki-u.ac.jp |
Subject: | 単位変換 |
以下の順序で行なう。
写真を添付送信する(カメラ付電話から送る場合)
「ファイル管理」からWriterへ画像をドラッグ
またはWriterのメニュー「挿入」→「画像」→「ファイルから」
写真をWriter文書に取り込んだ直後は、ページ幅を超えないように 必要なら縮小ズームされて取り込まれる。そのまま文書保存すると 画像が必要以上に大きな容量で保存される。 印刷に十分な容量に実寸を縮小する必要がある。
このためには、以下の手順に従う。
なお、1の手順で画像の縦横比(アスペクト比)を変えないように注意 すること。画像の角をつかんでドラッグするときにSHIFTを押しながら行なう (ただし、LibreOfficeの4.3からはSHIFTなしが比率を保つ挙動に変わる)。
GIMP2でトリミングと縮小を行なうには以下のように行なう。
道具箱から「切抜き」を選ぶ。
画像上でShift-Cを押す方が早い。
ダイアログにある「値を固定」で、縦横比を3:2にすると 写真プリントに適した比となる。
画像上右クリック → 画像(I) → 画像の拡大縮小(S)
「右クリック I S」が早い。「幅」か「高さ」に
縮小後のピクセルサイズを入力する。
ピクセルサイズはDPIを考えて設定する。
文章内に画像を配置するには、文書周辺の文字折り返し位置を設定する。 画像で右クリックし「折り返し」を選び、「左右動的折り返し」を選ぶ。 また、画像を段落にアンカー付けすると説明と、前後に文章を追加したりしても 画像が分離しない。
前回作成した用語説明の文書に、説明の補助となる写真をさし込み、 視覚的に分かりやすくなる工夫をせよ。画像は適切なサイズにすること。
メイル宛先 | kisob-03r@e.koeki-u.ac.jp |
SNS提出場所 | 第3回課題の板 |
提出ファイル名 | 学籍番号-termimg.pdf |
締切 | 金曜23時 |
送信メイルの本文は、学籍番号、氏名、提出したPDFのURL、感想 とする。
yuuji@e.koeki-u.ac.jp